NPBジュニアT オリックスJrの女子選手・小坂が先発も1球に泣く 被弾も「やりきったと思う」

2023年12月26日 12:14

野球

NPBジュニアT オリックスJrの女子選手・小坂が先発も1球に泣く 被弾も「やりきったと思う」
先発したオリックスJrの小坂 Photo By スポニチ
 【NPBジュニアトーナメント   ヤクルトJr8―6オリックスJr ( 2023年12月26日    神宮 )】 小学5、6年生で編成するチームによる「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP 2023」(26~28日=神宮、横浜)が開幕した。
 オリックスJrは女子選手の小坂蘭投手(鳴尾東ビクターズ)が先発。初回は無失点に切り抜けたが、2回2死から逆転3ランを喫し、悔しい敗戦投手となった。

 初めての全国大会、さらにプロ野球選手が踏みしめてきた神宮での初マウンドにも、小坂は夢中で右腕を振り抜いた。だが1球に泣いた、2回味方失策から2死一、二塁とされるとヤクルトJr.の9番・新井に大会初アーチとなる右越え3ランを喫してしまう。

 「エラーが出たからこそ抑えたかったけど…」。小坂が悔しそうな表情を浮かべた。

 先発は24日、東京に移動中の新幹線で小川和博文監督から伝えられた。「ビックリしたけど…。うれしかった」。初回は無失点。スリークオーターからコースギリギリに投げ込むスローボールがさえた。

 2回も制球力駆使し、被弾するまで2三振を奪ったが、勝負所で直球が甘く入った。それでも「やりきったと思います」と必死に右腕を振り抜いた37球を振り返った。小川監督も「よく投げて切れた」とねぎらった。

 「中学でも野球は続けるつもりです」。小坂は貴重な経験を糧に、大好きな野球に取り組む。

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