ソフトバンク・石川 フォークの精度を上げて「瀬戸際」からの復活期す「来年やるしかない」

2023年12月26日 06:00

野球

ソフトバンク・石川 フォークの精度を上げて「瀬戸際」からの復活期す「来年やるしかない」
契約更改し、会見するソフトバンク・石川(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 瀬戸際から、よみがえる――。ソフトバンクの石川柊太投手(31)が25日、球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。順調にいけば来季中に国内FA(フリーエージェント)権を取得見込みだが、球団からは単年契約を提示され、20%減額の1億2000万円でサインした。今夏の西武戦で初のノーヒットノーラン達成も4勝止まり。決め球のフォークを磨き直し、来季の開幕ローテーション入りからの再起を誓った。
 来季11年目に臨む石川が、現時点の評価を突きつけられた。

 「サインしました。2割減の単年、1年です。今年は当たり前の数字ですし“そらそうだな”の印象です。現状維持は誰も納得しない。受け入れて、来年のエネルギーにする」

 順調に投げ続ければ、来季中に国内FA権を取得する見込みだが、球団から複数年の提案はなかった。「FAどうこうではないし、FAはそんなに意識してない。それより来年やるしかない。千賀(メッツ)と食事した時にも“そんなに分かりやすい瀬戸際の人いない”と言われた」と苦笑いした。

 今季は23試合登板で4勝8敗、防御率4・15と振るわなかった。育成から17年に支配下登録後、同年5月から先発定着でも6勝しただけに、到底納得できる結果ではなかった。8月18日の西武戦でノーヒットノーラン達成時が4勝目。以降3連敗で10年目は終わった。「ここまで悪い経験はなかった」。実は気負いもあった。

 「千賀が抜けて“穴を埋めないと”と思ったり、選手会副会長として目配りしたり。そんなことよりマウンドで貢献するだけで良かった」。来季復活へ課題も見えている。決め球フォークの精度だ。

 「落ちてないし被打率がすさまじい。改善しムラをなくしたい」。千賀らと沖縄・宮古島で自主トレを行うが「まずは開幕ローテーションを獲る」。27日に32歳の誕生日を迎える柊太は、基本に立ち返って見返す。

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