阪神・糸原 今季も「準備」が一番 代打など「チャンスのために」備える気概

2024年01月11日 05:15

野球

阪神・糸原 今季も「準備」が一番 代打など「チャンスのために」備える気概
打撃練習する阪神・糸原(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 阪神・糸原は、今季も信念でもある「準備」を怠ることなく、巡ってきたチャンスに備える気概を示した。
 「一年通して誰かしらケガをしたり、調子が悪い時があると思う。そういう時にしっかりとチャンスは来ると思うので。そういうチャンスのためにも準備していけたら」

 レギュラー奪取の思いは消えない一方で、代打待機を中心としたスーパーサブとなっても持ち場に全力を注ぐ。昨年11月の日本シリーズ第4戦では7月以来の三塁守備に就き、第5戦では逆転劇を呼び込む安打を放って存在感を誇示。「準備」がなせる活躍だった。

 今オフも「自分の体をうまく使えるように」と身体操作を意識して、柔軟性を向上させるトレーニングを継続。バランス系のメニューに大山、小野寺が苦戦する中で器用に体をコントロールしながらこの日も汗を流した。

 「11月、12月はしっかりトレーニングの方をやっていた。1月は技術面を磨いていこうかなと」。一球、一打席の重みを知る背番号33の準備力はチームが目指す連覇へ欠かせない。 (遠藤 礼)

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