【高校野球】中央学院の女子マネジャーはHPも運営 クオリティーは大学生レベル!

2024年01月11日 19:00

野球

【高校野球】中央学院の女子マネジャーはHPも運営 クオリティーは大学生レベル!
HPの運営などを行う中央学院マネジャーの福田さん(右)と糠谷さん(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 昨秋の関東大会でベスト8入りし、今春の選抜出場に可能性を残した中央学院(千葉)の女子マネジャー5人は、多くの人に野球部のことを知ってもらおうと22年12月ごろから野球部のホームページ(HP)の運営も行っている。顔写真付きの選手紹介など内容は大学野球のHPレベルで福田真央さん(2年)は「全国の多くの人に中央学院のことを知ってもらえれば」と話している。
 野球部のことを常に考え、新しいことに挑戦してきた。2年生の福田さん、糠谷実咲さん、中村彩夏さんが入学した当時は1学年上にはマネジャーがおらず、当時の3年生が抜けた夏以降は1年生3人だけが残された。「何をしていいかも分からず大変だった」と糠谷さん。しかし、「知らない分、新しいことを始めることにもつながった。自分たちで考えて行動することもできた」と、まず挑戦したのが練習試合でのアナウンス。それまで、練習試合ではアナウンスは行われていなかったが「選手に公式戦の雰囲気を味わってほしかった」と実施することを決意。3人ともアナウンス経験はなかったがYouTubeなどで必死に研究した。アナウンスをする際には間違えないよう、スコアを書くことも大切だと気付き、一から書き方も覚え、今秋からは公式戦のアナウンスを任されるまでに成長した。

 約1年前から始めたHPでは「マネージャー日記」も掲載。マネジャーたちが撮影した写真と共に日々の練習やマネジャーの仕事などを紹介。年末年始に行った合宿の際にはほぼ毎日、更新し部員の頑張りを伝えている。部員たちへの熱い思いから文書を完成させるために1週間も考え、何度も書き直すこともあるといい福田さんは「親御さんとかに“見たよ”って言ってもらえるとうれしい。もっとたくさんの人に見てもらえるように頑張りたい」と思いを語る。

 選抜出場となれば18年以来2度目となる中央学院。普段は食事の準備や環境整備など縁の下で支えているマネジャーだが、甲子園への思いは選手と一緒。26日の出場校発表を2週間後に控え、「もし出場が決まったら“ありがとう”と伝えたい。そして今まで以上に縁の下の力持ちとして選手を支えたい」と満面の笑みで運命の日を心待ちにしている。 (村井 樹)

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