オリックス・宇田川、守護神の座へ 平野佳に負けないメンタル身に着けて平野佳超える

2024年01月23日 05:20

野球

オリックス・宇田川、守護神の座へ 平野佳に負けないメンタル身に着けて平野佳超える
半袖でトレーニングボールを投げる宇田川(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 オリックス・宇田川は平野佳ばりの強じんなメンタルを身に付け、“平野佳超え”を目指す。
 「僕はいい時はメンタルも安定していいけど、ちょっと調子を崩すとメンタルも一緒にダメになる。平野さんは(調子が)良くても悪くても同じようなメンタルなので、そこをしっかり学びたい」

 主にセットアッパーを務めた昨季は2セーブを記録。9回には計8度登板して防御率0・00を誇った。独特の重圧を経験し、改めて痛感したのが日米通算250セーブを達成した先輩の偉大さ。その凄みを「(山崎)颯一郎ともよく話をするんですけど、あの人はメンタル(の波が)ないです」と表現する。

 22年の1軍初昇格時、初回からブルペンで緊張しっぱなしの宇田川の目に焼き付いたのが、平野佳の準備への姿勢だった。「オンとオフ(の切り替え)がうまいな、と。7回終わったぐらいから、めちゃくちゃゾーンに入るんです。そういうふうに緊張してマウンド上がって、抑えてくる」。その背中を追い、助言から学び続けてきた。

 「平野さんから(抑えを)勝ち取る気持ちでやりたい」

 この日は大阪・舞洲の球団施設で自主トレ。「(食欲が)爆発しそうだったので」と年末年始は地元・埼玉県への帰省ではなく、鹿児島・種子島で魚や馬肉中心の食事と自主トレに向き合った。現在も体重94キロ、体脂肪率15%をキープ。「今の体だったら、去年とはやっぱり違う。スタートはいいのかなと」。体重100キロ超えでキャンプインした昨春とは一変。心身ともに万全を期し、守護神の座をうかがう。 (阪井 日向)

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