ボラス代理人は粘りが信条 10年以降、3月以降の契約は14選手、2月は23選手 藤浪はどうなる?

2024年01月23日 10:33

野球

ボラス代理人は粘りが信条 10年以降、3月以降の契約は14選手、2月は23選手 藤浪はどうなる?
スコット・ボラス代理人 Photo By スポニチ
 大リーグのFA市場では、依然辣腕スコット・ボラス代理人の選手がたくさん残っている。
 コディ・ベリンジャー、ブレイク・スネル、ジョーダン・モントゴメリー、マット・チャプマン、JD・マルティネス、リス・ホスキンス、ジョイ・ギャロ、ジェームス・パクストン、柳賢振、藤浪晋太郎などだ。

 米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が22日(日本時間23日)2010年以降、ボラス代理人のクライアントで特に粘った例を紹介している。

 6月まで待ったのは19年のダラス・カイケル投手でアストロズからの1790万ドルのクオリファイングオファーを蹴って粘ったが、ブレーブスと1年1300万ドルと安い金額でサインすることになった。14年のケンドリー・モラレス一塁手もマリナーズからの1410万ドルのクオリファイングオファーを断って粘ったが、ツインズと1年1200万ドルで契約。

 5月まで待ったのは14年のスティーブン・ドリュー外野手でレッドソックスからの1410万ドルのクォリファイングオファーを断って、結局1年1010万ドルでレッドソックスと再契約した。

 3月まで待ったのは23年のジャリクソン・プロファーで1年780万ドルでロッキーズと契約、21年はジャッキー・ブラッドリーJrが2年総額2400万ドルでブルワーズと、19年はブライス・ハーパーが13年総額3億3000万ドルでフィリーズと契約した。

 18年はジェイク・アリエッタが3年総額7500万ドルでフィリーズと契約するなど4選手が3月に合意している。

 16年は2人。14年は1人、13年は1人だった。

 22年は菊池雄星投手など8選手が3月に契約したが、この時はロックアウトで12月から2月まで一切契約交渉ができなかったため例外。ゆえに10年以降、契約が3月以降になった主な選手は14人になる。

 2月まで待ったのは23年が1人、21年が4人、20年が1人、19年が4人、18年が4人、17年が2人、15年が2人、14年が2人、13年が1人、12年が1人、11年が1人。ゆえに10年以降、契約が2月になったのは23人だ。
 ボラス代理人は交渉で最大の金額を引き出し、ゆえに辣腕と称賛されているが、時に交渉が長引き、キャンプにも間に合わず、選手にとってはリスクがあるとも言われている。

 果たしてこのオフの藤浪はどうなるのだろうか。

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