松井秀喜氏 6年ぶり春季キャンプで巨人臨時コーチ!阿部新監督に強力助っ人

2024年01月30日 05:00

野球

松井秀喜氏 6年ぶり春季キャンプで巨人臨時コーチ!阿部新監督に強力助っ人
巨人の春季キャンプで6年ぶりに臨時コーチを務める松井秀喜氏 Photo By スポニチ
 ゴジラが6年ぶりに宮崎にやってくる。巨人の春季宮崎キャンプで、ヤンキースなどでも活躍した球団OBの松井秀喜氏(49)が臨時コーチを務めることが29日、分かった。18年以来4度目の春季キャンプ訪問。背番号55の後輩で同じ左打者の秋広優人内野手(21)らへの指導に期待がかかる。現役時代に2年間、一緒にプレーした阿部慎之助監督(44)が目指す20年以来4年ぶりのリーグ優勝へ、強力な援軍となる。
 2年連続4位からの雪辱を期す阿部巨人に、願ってもない臨時コーチが加わる。日米通算507本塁打を放った松井氏が、宮崎キャンプで臨時コーチを務めることが決定。6年ぶりの宮崎訪問は、2月10日から数日間となる見込みだが、阿部監督、選手らにとっても貴重な時間になることは間違いない。

 昨年10月、阿部新監督誕生に際し、臨時コーチを務める可能性に言及。「まずレッドカーペットを用意するのが第1条件。(宮崎)空港から青島のホテルまでずっと」と冗談めかしていたが、快く指導役を引き受けた。前回臨時コーチを務めた18年キャンプでは、4年目だった岡本和に軸足に体重を乗せて球を捉える「ジャッジ打法」を伝授した。ヤ軍のGM付特別アドバイザーとして指導し、22年に62本塁打したジャッジにも伝えた奥義。岡本和は18年に143試合出場で33本塁打を放ちブレークにつなげた。岡本和に続く主軸打者の育成が求められる現状で、その第1候補になるのが今季4年目を迎える秋広だ。

 現役時代に背負った背番号55の後継者でもあり、同じ左打者。昨年5月に東京ドームで始球式を務めた際には言葉も交わし「これからジャイアンツを背負っていく選手になってほしい。応援したいと思っています」と期待を寄せていた。グラウンドはもちろん宿舎でも時間を費やすことができるキャンプでの直接指導となれば、第二の岡本和のように秋広のブレークにつながる可能性もある。

 現役時代、阿部監督とは2年間、同じユニホームを着て戦った。メジャー移籍後も交流は続き、13年オフには阿部監督がニューヨークを訪れ、松井氏が打撃投手を務めたこともあった。「まとめる力、捕手として全体を見る力もあった。その時から指導者としての適性を感じていた。一緒にプレーした人間として、もちろん特別に応援したい」。就任時にそうエールを送っていた新監督とともに、宮崎でタッグを組み若手育成に力を尽くす。

 【松井秀喜氏の巨人春季キャンプ臨時コーチ】

 ☆14年 1月31日に宮崎入りし、初日から2月13日まで約2週間指導。フリー打撃で柵越えを放つなどの実演や打撃指導に加え、阿部の居残り特打で147球を投じるなど打撃投手でも計1023球を投げた。菅野のブルペン投球で左打席に入るなど精力的に動き回った。

 ☆16年 宮崎での1次キャンプで「1~3軍巡回臨時コーチ」として指導。フリー打撃前のグラウンド上で、野手陣に対して身ぶり手ぶりを交えて打撃理論を説く「青空打撃教室」や宿舎での講義も。当時、高卒2年目の岡本和に熱視線を送った。

 ☆18年 2月6~12日に指導。最終日はランチ前に野手陣に「いい結果、悪い結果は必ず出る。一喜一憂せず受け入れて、自分が何をするか日々やっていかないといけない」とヤンキース時代の同僚デレク・ジーター氏のモットーを用いて訓示した。

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