ソフトバンク・石川 「弟分」メッツ千賀の「説教」で甦る「野球人生においてどうなるかの1年」

2024年01月30日 05:00

野球

ソフトバンク・石川 「弟分」メッツ千賀の「説教」で甦る「野球人生においてどうなるかの1年」
自主トレを公開したソフトバンク・石川は、フォークの握りのまま談笑 (撮影・成瀬 徹)     Photo By スポニチ
 ソフトバンク石川柊太投手(32)が29日、筑後ファーム施設で調整を公開。沖縄・宮古島で自主トレをともにしたメッツ・千賀からの“愛の説教”を胸に今季復活を誓った。
 「野球人生においてどうなるかの大事な1年。千賀にいろいろ説明して、言ってもらった。初めてA組に呼んでもらった時の気持ちでスタートしたい」

 昨季は23試合4勝8敗、防御率4・15と苦しんだ。ノーヒットノーランもあったが安定感からはほど遠い。首をかしげつつ、オフは恒例の1学年下の千賀と合同練習。先輩の復活を願う後輩のきつい言葉を受け止めた。

 「足の裏から投げるまでのロスを一つ一つ妥協せずに詰めていかないといけないね」

 石川は千賀の助言を黙って受け入れた。投球時の動きの癖に始まって力の発揮の仕方、意識不足を指摘された。石川の武器は150キロ超の直球とパワーカーブとフォーク。海を渡った千賀も“お化け”と称される宝刀を持っているが、その質の低さを指摘された。

 「やべえ、やべえ。カーブがあるのに、全然ダメ。フォームから原因あるよ」。千賀はメジャー球に慣れない中でも適応し、結果も出した。石川は「しっかり指にかけて叩くように落とさないと。取り組みから変えられた」と指先と心に手応えを刻み込んだ。

 開幕ローテーションは有原、和田が当確でモイネロも残り4枠争いに参戦する。激戦は承知だが「千賀は兄弟、ブラザーみたいなもの。質と内容で“いいね”と言われるように」。“弟”を見返すことが、結果に直結する。

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