いよいよ球春到来!「おすすめキャンプ見学コース」紹介

2024年01月30日 05:30

野球

いよいよ球春到来!「おすすめキャンプ見学コース」紹介
12球団1軍キャンプ地図 Photo By スポニチ
 球春到来を告げる12球団の春季キャンプが、2月にスタートする。宮崎、沖縄で24年シーズンに向かい各球団が始動。スポニチでは「おすすめキャンプ見学コース」を設定し、それぞれの見どころを紹介する。
 【新監督先取り満喫コース】今オフは3球団で新監督が誕生。方針もチームカラーもがらりと変わる新体制をチェックなら、2つのコースがおすすめだ。

 宮崎ならまずは、阿部新監督が就任した巨人。今季のスローガン「新風」に加え、キャンプでは異例となるキャッチフレーズ「笑うアベには福来たる~新風の先に笑顔のSeptember~」も発表した。ドラフト1位右腕の西舘(中大)ら支配下の新人5人が全員1軍スタート。トレードで加入の高橋礼、泉、近藤、現役ドラフトで指名した馬場ら、2年連続4位からの巻き返しへ、新戦力をチェックしたい。阿部新監督がどんなチームづくりを進めるかも、気になるところだ。ファンに向けたキャンプ地改革もある。サンマリン宮崎の球場横には芝生エリアが設けられ、練習見学の合間の休憩やステージイベントを楽しめる。また、選手のウオーミングアップを間近で見ることができる練習見学などのイベントも行われる。

 阿部監督と現役時代にプレーした小久保新監督となったのは、ソフトバンク。こちらは選手に「美しさ」を求めての船出となる。4年ぶりのリーグ優勝へスローガンは「VIVA」。80年代を知るオールドファンにとっては別名「ビバ・ジャイアンツ」コースだ。
 沖縄を軸にしたいなら、巨人の2次那覇キャンプがスタートする16日以降の楽天とのセットがおすすめ。今江監督が誕生したチームは、則本の抑え転向などのチーム改革を行い13年以来11年ぶりの日本一を目指す。金武町のスタジアムには新たに観客席が設置され、新指揮官はファンサービスにも力を入れていく。

 【絶景堪能ワクワクコース】野球も絶景も堪能したい、という人には宮崎、沖縄でそれぞれ2球団のセットコースがおすすめだ。

 沖縄では、世界屈指のサンゴ礁に囲まれた石垣島で動き出すロッテと、全長約2キロの「古宇利大橋」もある名護市の日本ハムの2球団だ。昨年、最終戦の勝利で2位に入ったロッテは、74年以来50年ぶりの勝率1位での優勝が悲願。ドラフト1位の上田(明大)、DeNAから移籍のソトを加えた内野シャッフルの新風景は見どころの一つになる。今オフにもメジャー移籍の可能性がある佐々木も見逃せない。日本ハムは新庄監督の3年目。オリックスから左腕・山崎をFA獲得するなど、今季は勝負にこだわる。名護の海を見渡すタピックスタジアム名護から、スローガンの「大航海」への船出へ準備を整える。

 宮崎の絶景といえば、太平洋を望む日南海岸。国の天然記念物にも指定される、波状の岩が特徴の「鬼の洗濯板」を眺めながら海沿いを南下し、広島、西武の両球団をチェックしよう。広島は西川がオリックス、西武は山川がソフトバンクにFA移籍し、人的補償で加入した日高、甲斐野らの新天地での再出発も注目だ。

 【新戦力発見ドキドキコース】新戦力が加わったチームの新たな可能性をいち早く発見したい人には、この「ドキドキ」コースを推薦する。

 笑顔と明るいキャラクターで早くもファンの注目となっているのが、DeNAのドラフト1位・度会(ENEOS)だ。内外野をこなす万能選手だが、沖縄・宜野湾キャンプではまず、外野一本でのスタートが決定。昨年の3位から98年以来26年ぶりのリーグ優勝へ、新風を吹き込む存在になりそうだ。出場機会を求めて巨人から移籍した中田や、中島、さらにソフトバンクから上林が加わった中日も大きな変化の予感がある。課題だった打線にどんな変化が起こるか、キャンプでチームの変化を感じたい。

 宮崎ではFA加入組のチェックが一気にできる。FAでソフトバンクに加わった山川は新天地での出直しに、意欲を燃やしている。オリックスは昨年の森に続き、FAで西川が広島から加入。左腕・山崎が日本ハム、山本もドジャースに移籍した投手陣をどう支えるか。パの優勝候補2チームを、それぞれチェックしたい。

 【じっくり底上げコース】補強に頼らず現有戦力のレベルアップで底上げを図るのが、昨年38年ぶりの日本一となった阪神と、2年ぶりのリーグ優勝を目指すヤクルト。じっくりと選手個々の動きを追うなら、この2チームの沖縄キャンプはしごがおすすめだ。

 昨年“アレ”を達成した岡田阪神は、昨年10勝を挙げた村上や、新人で10本塁打した森下、4年目を迎える佐藤輝らがさらなる成長を果たせば球団初の日本一連覇も近づく。ヤクルトは2年ぶりの1軍キャンプとなる奥川や、22年に56本塁打など史上最年少3冠王に輝きながら、昨年は31本塁打だった村上の再爆発に懸ける意気込みを肌で感じたい。浦添は琉球王統発祥の地ともいわれ、市内からシャトルバスも運行。市内飲食店を巡る「応燕メシ!2024」では浦添限定のつば九郎ピンバッジもプレゼント予定だ。

 【セ界一気見コース】セ・リーグ制覇を目指すなら、2月後半の沖縄だ。宮崎で1次キャンプを行う広島、巨人が2次キャンプで沖縄に勢ぞろいするのが16日から。6球団全ての戦力チェックができる、ぜいたくなキャンプ見学コースになる。1日1球団なら6日あれば「セ界制覇」が可能だ。

 【夢の12球団制覇コース】時間とお金に余裕があれば一度はやってみたい、12球団キャンプ制覇。宮崎出発もよし、沖縄出発もよし。ペナントレースを堪能するために、キャンプからプロ野球にどっぷり漬かる非日常のプレミアムプラン。スポーツ紙記者でも難しい、ハイレベルなキャンプツアーだ。

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