日本ハム・清宮 左足負傷で長期離脱か…キャンプイン3日前に痛恨アクシデント

2024年01月30日 06:00

野球

日本ハム・清宮 左足負傷で長期離脱か…キャンプイン3日前に痛恨アクシデント
足を痛め苦痛の表情を見せる清宮 Photo By スポニチ
 日本ハムの清宮幸太郎内野手(24)が29日、沖縄県名護市での先乗り自主トレ中に足を滑らせて左足を負傷。病院に直行しMRI検査を受けるなど重傷とみられ、最悪の場合は長期離脱となる可能性も出てきた。40本塁打を目標に掲げ、米国での自主トレを行うなど意気込んでいた7年目の今季。キャンプイン3日前に、痛恨のアクシデントに見舞われた。
 晴天に恵まれた沖縄・名護に悲鳴が響いた。午前9時40分ごろ。ウオーミングアップ後のトレーニング中、タピックスタジアム名護の右翼付近で清宮が「うわっ!」と叫び、うずくまった。苦悶(くもん)の表情を浮かべる姿に、周囲の選手からも笑みが消えた。慌ててトレーナーが担架を持って近づいたが、しばらく立ち上がることもできなかった。

 なんとか立ち上がり、足を引きずるようにベンチ奥へ。数十分後にスタッフとともに車に乗り込む際には患部などについて「ちょっと分からないです」とだけ答えて病院へ向かった。サイドステップの動きで芝生に足を滑らせて、左足首をひねって転倒。そばにいた数人の選手は「ボクボクッ」という異音も耳にしたという。転んだ際に左足首周辺の筋肉も痛めたとみられる。MRI検査を受け結果は後日、発表される見込みだが、重傷は避けられない状況となった。

 今季は40本塁打以上を目標に掲げ、昨年12月には米国のトレーニング施設「ドライブライン」に入門。動作解析を行って自らのスイングの欠点をあぶり出し、打撃フォームの修正を図ってきた。25日には屋外で今季初のフリー打撃を行い「最初にしてはまあまあ良かったんじゃないですかね」と、快音を響かせ手応えを口にしたばかり。決意を持ったキャンプイン目前で、痛恨の離脱となる。

 詳しい検査結果を受けて首脳陣が今後を判断する予定だが、主軸として期待する清宮の離脱、出遅れはチームにとっても痛手となる。今オフは外国人選手を大量補強するなど、3年目を迎える新庄政権は勝負の年。スローガンに「大航海」と掲げた出航目前、大きなアクシデントに見舞われた。(清藤 駿太)

 【清宮の過去の離脱】

 ☆腹膜炎 プロ1年目の18年はオープン戦期間中に限局性腹膜炎を患い、約2週間入院。体重は8キロ落ち、3月の開幕後は2軍調整。1軍デビューは5月2日の楽天戦だった。

 ☆右手有鉤(ゆうこう)骨骨折 19年3月3日のDeNAとのオープン戦(札幌ドーム)でファウルを打った際に手首を負傷して途中交代。折れた骨片を摘出する手術を受け、実戦復帰は5月だった。

 ☆脇腹 23年4月20日のロッテ戦でハーフスイングの際に左脇腹を痛め「左腹斜筋損傷」と診断され離脱。6月14日のDeNA戦で復帰するまで約2カ月かかった。

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