駒大・香田監督初陣は劇的サヨナラ勝ち 明学大に11―10

2024年02月16日 17:29

野球

駒大・香田監督初陣は劇的サヨナラ勝ち 明学大に11―10
初采配を振るった駒大の香田監督(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【練習試合   駒大11―10明学大 ( 2024年2月16日    駒大G )】 東都大学野球リーグ1部の駒大は16日、首都大学野球リーグ2部の明学大と今季初の対外試合を行った。今季から指揮を執る香田誉士史監督にとっての初陣でもあり、劇的なサヨナラ勝ちで“初白星”を手にすると「このユニホームを着て緊張感は個人的にはあり、やるからには勝ちたいなと。最終的にこのチームのいいところの粘り強さというか、よくサヨナラという形になった」と笑みがこぼれた。
 香田監督は駒大で外野手としてプレー。駒大苫小牧の監督としては04年夏に北海道勢として初めて甲子園大会で優勝。田中将(現楽天)が2年生だった翌05年夏にも、2連覇の偉業を達成した。07年に退任すると、その後は08年に鶴見大のコーチ、10年に同大の部長に就任した。12年からは社会人野球・西部ガスのコーチ、17年から監督に就任し昨年限りで退任していた。

 試合は序盤から乱打戦に。駒大は初回から4回まで毎回得点を重ねたが、6回を終え6―10とリードを許していた。しかし、8回に1点を返すと、9回は戦国東都で戦う意地を発揮。2点差としてなおも2死三塁から3連打でサヨナラ勝ちを決め、指揮官に初勝利をプレゼントした。

 投手、野手ともにこれまでリーグ戦経験があまりない選手も多く起用。アマチュア野球界で数々の結果を残してきた香田監督は「社会人の時もそうですけど、できるだけいろいろ使ってあげて、見いだしてあげれば」と意図を語った。

 今後も多くの練習試合をこなしながら、愛媛キャンプなどを経てリーグ戦開幕を迎える予定で「たくさん試合を入れてもらっているのでまずはこういうスタートで、どんどんどんどん(選手を)固めていっていければ。ピッチャーの起用法とかもそうですね」と香田監督。14年秋以来のリーグ制覇に向け、着実に自力を付けていく。(村井 樹)

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