過度な規制のないドジャース・キャンプ地 貴重な近い距離保つためにマナー厳守

2024年02月16日 02:32

野球

過度な規制のないドジャース・キャンプ地 貴重な近い距離保つためにマナー厳守
至近距離で練習を見ることができるドジャースキャンプ(撮影・柳原 直之) Photo By スポニチ
 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月から大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」に随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(38)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回はファンファーストの面が目立つドジャースのキャンプをレポートした。
 この日のドジャース・大谷の屋外フリー打撃は、ファンには非公開だった前回と違い、ファンが最短15メートルほどの近い距離で見られる「フィールド2」で行われた。

 大谷の「ふんっ!」といった力む声や息遣いが聞こえ、臨場感は抜群だった。私もどんな道具を使うのか?フォームの変化は?など近距離だからこそ集中して観察ができた。

 大谷は21年から疲労蓄積による故障予防や「外で打つともっと飛ばしたいと余分な動きが出てくる」という理由で、シーズン中は原則、フリー打撃を行わない。ただ、キャンプ初日に「強度の確認、体の確認がメイン」と語ったように、エンゼルス時代からキャンプでは頻繁に屋外フリー打撃をしている。この日は同僚選手らが集結して見守ったように、その迫力、飛距離は他を凌駕(りょうが)して異次元だ。

 コロナ禍の影響もありエ軍時代は年々セキュリティーが厳しくなり、近年のキャンプでファンは外野フェンス後方の一部地域からしか見られず、サインをもらえるチャンスもなかった。伝統球団のド軍は過度な規制は敷かず、ファンファーストの面が目立つ。セキュリティー重視か、ファン重視か。この貴重な機会が奪われないように、ファン、メディア双方ともマナーを守る必要があるだろう。

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