高野連が盛岡誠桜に厳重注意と再指導も、“不祥事”巡り平行線…学校側は「一方的解釈」と抗議

2024年02月19日 18:45

野球

 日本高野連は19日、16日に行われた第5回全体審議委員会で盛岡誠桜(岩手)に対し、憲章違反が疑われる事象の調査及び報告を行わないことへの厳重注意と、26日までの回答を求める付随的指導を課したと公表した。
 昨年8月下旬、岩手県高野連に同校野球部の憲章違反が疑われる事象の情報提供があったことが発端となった。県高野連は同8月下旬から11月下旬にかけて計4度、同校に文書などで調査及び報告を求めたものの、同校は文書を通じて調査を拒否する意向を示した。

 日本高野連は1月24日の第41回審議小委員会にて、同校に対して2月7日までに調査と報告を求める付随的指導を決定。同校がこの指導にも従わなかったため、16日の委員会で改めて措置を課した。

 日本高野連の井本亘局長は「調査に応じてもらえないのは初めてのケースだ。(処分などを審議する)日本学生野球協会審査室に上申することはあり得る。ただ、その方向には持っていきたくない。調査を待ちたい」と26日を期限とする調査と報告が同校から届くことを望んだ。

 しかし、学校側は同連盟への報告義務はないと考えている。
 同校の附田政登校長は、引退届提出後の生徒に関する不祥事や、校務中に起きた教員に関する行為については同連盟に報告義務がないと主張。

 同校は19日に日本高野連と県高野連に報告書を送付。文書内で「一方的な解釈」と明記し、措置の撤回を求めた。

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