ソフトB育成トリオがアピール 川村、緒方、仲田に小久保監督「甲乙つけがたい」

2024年02月19日 06:00

野球

ソフトB育成トリオがアピール 川村、緒方、仲田に小久保監督「甲乙つけがたい」
ソフトバンク紅白戦でマルチ安打した川村(撮影・成瀬 徹)  Photo By スポニチ
 【ソフトバンク紅白戦   白組4ー6紅組 ( 2024年2月18日    アイビー )】 育成野手トリオが紅白戦でそろってアピールに成功した。紅組1番の川村が初回に先発スチュワートの初球を中前打すると、3回には紅組9番・仲田が2ボールから板東の直球を逃さずに右翼フェンス直撃の二塁打。負けじと白組9番の緒方も5回に大関から右適時二塁打を放った。
 小久保監督は「育成の子たちが頑張り過ぎて、うれしい悩みだけど、いい姿ですね。3桁の選手のために、紅白をやったところがありましたね。この2試合」と頼もしさを感じていた。仲田は2試合連続マルチ安打で、緒方は2試合連続安打に加え、4回2死での右翼守備で今宮の浅い当たりをダイビングして好捕。川村は紅白戦2試合目で初マルチ、初盗塁を記録し、小久保監督は「甲乙つけがたい」とアピール合戦に笑顔だった。

 強肩俊足のスイッチヒッターで内外野を守れる仲田は2試合で左翼、右翼、二塁のポジションを守った。「一日、一日結果を残すだけ。必死にやっています。出塁率を残して欠かせない選手になりたい」と意気込む。川村はリストの強さを生かした強打と堅守が売りで「初戦は僕だけ打てなかった。もう、やるしかないんですよ」と気迫十分。緒方も「今回はチャンス。逃したくない」と故郷の宮崎県で躍動中だ。

 小久保監督は「僕の一存で決められる問題ではない。フロントとしっかりと連携を取りながら」と話し、支配下登録へさらなる売り込みを期待していた。

 ◇川村 友斗(かわむら・ゆうと)1999年(平11)8月13日生まれ、北海道出身の24歳。北海では2年夏の甲子園に出場し、3回戦と準々決勝で本塁打を放つなど準優勝に貢献。3年夏も出場した。仙台大を経て21年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。1メートル81、88キロ。右投げ左打ち。

 ◇緒方 理貢(おがた・りく)1998年(平10)9月22日生まれ、宮崎県出身の25歳。京都外大西では甲子園出場なし。駒大では1年秋から外野のレギュラーを獲得。同秋の東都2部リーグ戦で活躍し、1部昇格に貢献。20年育成ドラフト5位でソフトバンクに入団。1メートル74、72キロ。右投げ左打ち。

 ◇仲田 慶介(なかた・けいすけ)1999年(平11)7月25日生まれ、福岡県出身の24歳。福岡大大濠では3年春に選抜に出場し、ベスト8入り。DeNAの三浦、西武の古賀と同学年。21年の育成ドラフト14位(全体最終128番目)でソフトバンクに入団。1メートル74、77キロ。右投げ両打ち。

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