ソフトBモイネロ「新しい挑戦がうれしい」 先発で2桁10勝を目指す 初ブルペンは手応え十分の80球

2024年02月19日 06:00

野球

ソフトBモイネロ「新しい挑戦がうれしい」 先発で2桁10勝を目指す 初ブルペンは手応え十分の80球
ブルペンで投げるソフトバンク・モイネロ(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が18日、今キャンプ初めてブルペン入りし、直球、カーブを計80球を投じた。17年から中継ぎとして活躍してきた左腕は、来日8年目で初めて先発調整を行っている。先発転向1年目の目標を2桁10勝と掲げ、スターター挑戦への思いを語った。
 中継ぎでNPB通算306試合に登板するなど、救援陣の屋台骨を支えてきた左腕の新章が始まった。モイネロが今キャンプ初めてブルペン入りし、小久保監督、倉野投手コーチらが見つめる中、直球とカーブを合わせて80球投じ、最速148キロをマーク。「出力はまだ出ていないんですけど、プラン通りにはきている。初めてのブルペンにしては良かった」と納得顔だった。

 17年に来日した左腕は20年に38ホールドで最優秀中継ぎのタイトルを獲得するなど活躍してきたが、昨年はアクシデントに見舞われた。7月に左肘を手術して以降のシーズンを棒に振り、自己最少の27試合登板にとどまった。「先発の方が中継ぎで毎日投げるよりも自分の腕への負担も減る」という思いと、先発強化を目指す球団のニーズが合致して配置転換が決まった。

 着々と準備を進めてきた。今キャンプでは30分ほどの長距離走に取り組んでスタミナを強化。「持久力をしっかりやってから(ブルペンで)投げたかった意図があった」と説明した。投げ方も工夫している。これまではどの場面でもセットポジションだったが、走者がいない時はワインドアップで投げる。ブルペンでも意識して投げ込み「キューバにいる時のアイデア。今後もそうなると思う」とイメージした。

 小久保監督は来日8年目での先発転向について「(フロントと現場を含めた)全員の一致した方向性。ちょっとダメだから(中継ぎに)戻すことはしません」と説明。開幕ローテーション入りに関しては「投げられれば入っていますよ。球数次第なので」と、今後のオープン戦でテストしていく方針を示した。

 モイネロは今季の目標を10勝と掲げ「新しい挑戦ができることがうれしい」と声を弾ませた。有原、和田らライバルは多いが「たくさんいいピッチャーがいる。彼らから自分が学んでローテーションに入っていけるようにしたい。まずはしっかり自分が投げてゲームをつくることにこだわりたい」熱く語った。 (杉浦 友樹)

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