日本ハム・金村 カットボール進化 開幕ローテ譲らん!大海から“盗んだ”変化球使い3回無失点

2024年02月19日 08:19

野球

日本ハム・金村 カットボール進化 開幕ローテ譲らん!大海から“盗んだ”変化球使い3回無失点
<練習試合 楽・日>日本ハム先発の金村は3イニングを無失点 Photo By スポニチ
 【練習試合   日本ハム6―5楽天 ( 2024年2月18日 )】 徐々にギアを上げてきた。日本ハムの2年目右腕・金村尚真投手(23)が18日、楽天との練習試合(金武)に先発し、3回3安打無失点と順調な調整ぶりをアピールした。開幕投手に内定している伊藤大海投手(26)から伝授されたカットボールの仕上がりも上々。2年連続となる開幕ローテーションの座を譲るつもりはない。
 金村は力んでいた。開幕ローテーションを争う立場で、アピール合戦の真っ最中だ。だから、立ち上がりは武器の制球が本来の調子ではなかった。そこで、3回のマウンドに上がる前に声を掛けたのが新庄監督だった。

 「“初球ストライクいけよ。打たれてもいいから”と言われた。あの一言で結構、変われたというか、打たれてもいっかと思った」

 このキャンプで投手陣全体の目標として掲げているのが「初球ストライク率60%」。初回には初球ストライクは2度で茂木、岡島に連続安打を浴びるなどしていたが、3回は1安打を許しながらも4人の打者全てに初球ストライクを投げ込み「とりあえず、力まずにコントロールでいこうと投げたら意外と打者も差されていた。力感なく投げたほうが楽だったので、次回もこういう投球を続けられればいい」と、収穫を得た。

 さらに、キャンプイン後に握りを変えたカットボールも6球を試投。「盗めるものは盗んでおこうと、たくさん話し掛けている」と開幕投手に内定している伊藤から助言を受けたもので、以前よりも手元で小さく変化する球に進化。「どのぐらい曲がっているか分からない。でも、捕手が良いって言ってくれるので」と笑った。

 先発ローテーションは伊藤、加藤貴、山崎がほぼ確定している。外国人投手ではバーヘイゲンが最有力で、残りの枠を根本や上原らと熾烈(しれつ)な争いを演じるが「5枚目に入るという考えではなくて、その上にいる投手に追いつけるようにやっていきたい」。常に上を目指した先に、ローテーションの座がある。 (田中 健人)

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