日本ハムの新助っ人・レイエスが祝砲 “大谷キラー”も電撃結婚に「おめでとうございます」

2024年03月02日 06:00

野球

日本ハムの新助っ人・レイエスが祝砲 “大谷キラー”も電撃結婚に「おめでとうございます」
<日本ハム・オイシックス>6回、ソロを放つレイエス(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【春季教育リーグ   日本ハム8ー3オイシックス ( 2024年3月1日    エスコンフィールド )】 メジャー通算108本塁打を誇る日本ハムのフランミル・レイエス外野手(28)が1日、春季教育リーグのオイシックス戦に「4番・DH」で先発出場。試合直前の練習でも140メートル弾を放っていた長距離砲は、6回に右越え弾を放った。昨季までのメジャー時代のエンゼルス・大谷(現ドジャース)との対戦成績は8打数4安打で打率・500。かつての“大谷キラー”が、電撃結婚を発表した大谷への祝砲を放った。
 世界中が驚き、そして祝福したドジャース・大谷の結婚発表から一夜明け、かつての“大谷キラー”であるレイエスは「本当におめでとうございます、という気持ちでいっぱいです」とコメント。助っ人がかつて大谷が所属したチームから“祝砲”を打ち上げたのは1点リードの6回だ。

 先頭だった3打席目。カウント2―2から元阪神・小林の外角スライダーを手元まで引きつけ、規格外のスイングスピードで逆方向に運んだ。まるでピンポン球のように発射した打球は右翼席に着弾。2年連続最下位からの巻き返しを目指す24年の“エスコン1号”に「これが私の本来の形」と不敵に笑った。

 メジャー時代にしのぎを削った大谷とは通算8打数4安打で全て二塁打。試合前も大谷との“不思議な縁”を感じさせた。フリー打撃では左翼奥に位置する宿泊施設「タワー11」の窓を直撃する推定140メートル弾。「ドン!」という衝撃音とともに、見守っていたチームメートからは感嘆の声が漏れた。背番号11を背負って活躍した球団OBであるダルビッシュ(パドレス)、大谷の2選手への敬意を表して命名されたタワーを直撃する特大弾にも「僕のパワーなら普通に届く」と涼しい表情で言った。

 1メートル96、120キロの助っ人は私生活も豪快だ。2月の沖縄キャンプには全てハイブランドの20足のスニーカーを持参。外食して親交を深めた清水も「僕は2足しか持ってきていない。車を何台持っている、とか話が大きすぎる」と目を丸くする。メジャーで一定の地位を得た男の存在、そして経験談は、若手が多いチームに有形無形の刺激を与えている。

 「シーズン開幕に向けて良い準備ができている」とレイエス。球団では15年の中田翔(現中日)を最後にシーズン30本塁打以上を記録した選手はいない。メジャーでシーズン30発以上を2度もマークしている右打ちの長距離砲が救世主となる。(清藤 駿太)

 ◇フランミル・レイエス 1995年7月7日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。11年にパドレス入団。18年にメジャー昇格し、シーズン途中にインディアンス(現ガーディアンズ)に移籍した19年に37本塁打。カブス、ロイヤルズを経て昨年5月に自由契約。メジャー通算548試合で打率・249、108本塁打、285打点。1メートル96、120キロ。右投げ右打ち。

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