ソフトバンク・近藤が狙う「祝砲」 日本ハム時代の後輩・大谷へ「ささげる一発を」

2024年03月02日 05:00

野球

ソフトバンク・近藤が狙う「祝砲」 日本ハム時代の後輩・大谷へ「ささげる一発を」
バットを手に笑顔のソフトバンク・近藤(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【オープン戦   広島4ー2楽天 ( 2024年3月1日    倉敷 )】 大谷への祝砲を狙う――。ソフトバンク近藤健介外野手(30)が1日、日本ハムや侍ジャパンでともにプレーしたドジャース大谷翔平投手(29)の衝撃的な結婚発表に驚き、祝福。オープン戦初戦となるきょう2日のDeNA戦(北九州市民)では、2016年にこの球場で“衝撃弾”を放った後輩にささげる今春初アーチを描くと宣言した。
日本ハム時代から縁の深い近藤でも大谷の結婚は衝撃だった。

 「発表で知りました。知ってても言わないですよ(笑い)。“結婚は早くしたい”と言っていましたが、女っけはなかった。あいつの行動を見てたら一生結婚できないと思ってました。全てを野球にささげているんで。だから良かったです」

 近藤と大谷。ともに日米の球界を代表する名手となったが、近藤は若手の頃からよく面倒を見てきた。11年ドラフト4位で日本ハムに捕手入団した近藤は12年に同1位で後輩となった大谷を助手席に乗せ、千葉・鎌ケ谷のクラブハウスまで通った。「そりゃあ生意気でした」。いじりつつ尊敬できる後輩と13年から、ともに1軍定着。昨春のWBCでは世界一を喜び合った。

 この日、ペイペイドームが貸館興行だったため、全体練習は北九州市民球場で行われた。近藤はふとこの球場での大谷の衝撃弾を思い出した。「ここの印象は…。翔平が、どでかいホームランを打ったのはめっちゃ覚えてます。バンデン(ハーク)から」。同球場での16年5月17日。3番DHの大谷は、プロ野球記録のデビュー14連勝中だった助っ人右腕から初回に左翼へ推定130メートルの特大2ラン。近藤はベンチで打球の行方を見ていた。

 チームのオープン戦初戦となるきょう2日のDeNA戦は、その北九州市民で開催される。通算ここで3試合に出場し、9打数2安打1打点、ノーアーチだった。「めでたいことですし、大谷にささげる一発を打ちたいと思います」。昨季の本塁打王は後輩への“祝砲”となる今春1号を、両翼92メートルと少し狭めの北九州市民で狙うと誓った。
 (井上 満夫)

 ▽16年5月17日のソフトバンク―日本ハム(北九州市民) 日本ハム・大谷は初回に5試合連続本塁打となる推定130メートルの特大8号2ラン。球団では81年のトニー・ソレイタ以来、日本人では6戦連発のパ・リーグ記録を持つ73年の大杉勝男(当時日拓)以来43年ぶりの快挙だった。打たれたプロ野球記録のデビュー14連勝中だったソフトバンクのバンデンハークは5回7失点と崩れ、来日23試合目で初黒星を喫した。

おすすめテーマ

2024年03月02日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム