阪神・門別 故郷北海道で真っ向勝負だ オープン戦初登板へ「情けない姿を見せたくない。抑えたい」

2024年03月02日 05:15

野球

阪神・門別 故郷北海道で真っ向勝負だ オープン戦初登板へ「情けない姿を見せたくない。抑えたい」
練習中に笑顔を見せる阪神・門別(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・門別が北海道に帰ってきた。雪化粧は故郷ならではの出迎えか。生まれ育った北海道日高町と札幌ドームは90キロ超の距離。2日、高卒2年目で迎えるオープン戦初登板初先発の晴れ舞台には両親や友達も観戦に訪れる。「あんまり情けない姿を見せたくない」。語気を強め、「できれば抑えたい」と視線を鋭くした。
 好投を見せたい理由は他にもある。札幌ドームは小学生時代から何度も観戦して憧れた大谷(ドジャース)が日本ハム時代に二刀流の礎を築いた場所だからだ。投打で活躍する姿を目の当たりにした当時を「ただただスゴくて。球が速かった」と振り返り、「投げられるのはうれしく思う」と胸の高鳴りを隠さなかった。

 出発前の甲子園球場ではキャッチボール、ショートダッシュで最終調整。4イニングを予定し、キャンプ中の紅白戦や練習試合で見せた真っ向勝負を再びイメージした。

 「真っすぐで押していきたい。変化球は右打者に対して外に落ちていくツーシームをどんどん使いたい」

 現状では「先発7番手」の立場。開幕時の先発6枠入りを有力視される西勇や大竹は今春まだ実戦調整がなく、万が一の事態があれば、いつでも取って代わる筆頭候補として準備を進める。

 岡田監督は「今年一年の戦力として投げさすんやから」と改めて明言し、「うまいことパ・リーグに当たるな。間隔的にな。ちょうど良かった」と補足した。次回は中9~10日を空けて12日からのロッテ2連戦、次々回は19日からのソフトバンク2連戦か22日からのオリックス3連戦を見込まれる。いずれもパ・リーグ球団との対戦で、セ球団には見せない戦略が徹底された。

 期待と自信が膨らむ19歳の春。「どれだけ通用するかはキャンプでだいたい分かった。あとはそれをどう生かすか」。飛躍への次の一歩は故郷で踏み出す。(松本 航亮)

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