佐々木麟太郎 スタンフォード大同窓会組織主催の「佐々木麟太郎壮行会」出席 著名OB続々駆け付け激励

2024年03月04日 16:17

野球

佐々木麟太郎 スタンフォード大同窓会組織主催の「佐々木麟太郎壮行会」出席 著名OB続々駆け付け激励
<佐々木麟太郎壮行会>スタンフォード大OBに質問する佐々木麟太郎(撮影・会津 智海)※修正済 Photo By スポニチ
 歴代最多とされる高校通算140本塁打を誇り、米国の名門・スタンフォード大への進学が決まっている花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が4日、都内で開かれた日本スタンフォード協会主催の「「佐々木麟太郎 壮行会」に出席した。
 壮行会には80人のOBがかけつけ、同大OBの塩崎彰久衆院議員があいさつ。「スタンフォードは特別な場所と思う。魔法がかかっているような気がする。誰もやったことがないことをやってやろうと全世界から集まってくる場所。楽観にあふれた空気を胸いっぱいに吸い込んでほしい。一同全力で応援したいと思います」とエールをおくった。

 左の長距離砲である佐々木は、高校通算140本塁打を放ち、昨秋ドラフト会議で1位候補に挙がっていたが、プロ志望届を提出せずに米大学進学を表明。2月14日にスタンフォード大が入学を発表した。佐々木は「野球人生だけで決断したわけではない。一瞬の喜びではなく、一生の喜びでと意思を持って決断しました」と語った。

 同協会は、スタンフォード大の米国外に所在する中では最大規模の同窓会組織の一つ。日本人1600人、外国人200人ら約1800人の会員を擁する。

 同大はカレッジ・ワールド・シリーズ(CWS)を2度制した強豪に加え、世界大学ランキング2位の超名門大。ドラフト1位候補だった昨秋、米国留学を決断したスラッガーが、花巻東の先輩であるドジャース・大谷翔平投手の本拠地・ロサンゼルスもある同州で新たなスタートを切る。

 今月中にも渡米すると見られ、入学式は9月だが「4月から単位を取れるので、なるべく早く行って勉強したい」と勉学にも意欲。野球部の練習にも4月から合流し、順調に調整が進めば6月にはサマーリーグに参加、そして来年2月からの新シーズンで公式戦デビューが見込まれる。デービッド・エスカー監督も中軸候補に期待しており、「戦力として戦えるよう頑張りたい」と意気込んでいた。

 大リーグのドラフト会議は高校、短大生は最終学年、4年制大学の場合は3年以上の在学、または2年以上の在学で21歳以上の選手が対象。05年4月18日生まれで26年4月に21歳になる佐々木は26年に対象となる。日本のプロ野球球団が米国大学生を獲得するにはドラフト指名が必要だが学年制限はなし。

 獲得希望の場合は日本野球機構(NPB)に身分照会する必要があり、他球団にも通知される。NPBは昨年10月25日、海外で在学中の日本人選手を指名した際の契約交渉期間を会議翌年7月末日に変更。これにより例年6、7月の大リーグドラフト会議の結果を待ち進路決定が可能となった。

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