阪神・才木 開幕カード巨人戦先発ゴーサイン 岡田監督が絶賛「順調。逆算していけると思う」

2024年03月04日 05:15

野球

阪神・才木 開幕カード巨人戦先発ゴーサイン 岡田監督が絶賛「順調。逆算していけると思う」
<日・神>3回、伏見の打球を左足に受けた才木(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神5―6日本ハム ( 2024年3月3日    札幌D )】 阪神・才木に、開幕カード先発のゴーサインが出た。日本ハム戦に先発して4回1安打無失点、3奪三振。期待通りの好投を見せ、岡田監督から「才木は順調。逆算していけると思うけどな」と最大級の賛辞を引き出した。
 「逆算」が意味するのは、現状では開幕の3・29が最有力な青柳の後を受け、敵地・東京ドームで行われる30日か31日の巨人戦を任されることに他ならない。開幕まで残り1カ月を切り、先発ローテーション候補が極端に登板間隔を空けることは考えにくく、このまま中6日前後で調整を進める方向。次戦は9日ヤクルト戦になる見込みだ。昨季の巨人戦は5試合に先発し、3勝1敗の好成績。リーグ優勝を決めた9月14日の巨人戦でも先発して5回1失点で白星を挙げており、伊藤将に続くGキラー誕生へ期待がかかる。

 「もうそろそろ、開幕も近いので。いろいろ試しながらも、しっかり結果もという感じでやっていきたい」

 ヒヤリとしたのは3回2死だ。9番・伏見の痛烈なゴロが左足のくるぶし付近に当たり、大きく跳ねて内野安打となった。トレーナーとともにベンチ裏へ下がったものの、数分後、駆け足でマウンドへ戻り続投。郡司を空振り三振で仕留めた。4回の先頭・石井の一ゴロでは全力疾走で一塁のカバーに入り、無事をアピールした。

 「全然大丈夫。次の回にいきなりベースカバー(が必要な打球)がきたのはびっくりしたけど、全然問題なくダッシュできた。中断した後のテンポも良かったと思う」

 開幕へ向けての最後のテーマは、平均球速のアップ。この日の直球の平均球速は149・9キロで、まだ満足していない。「自分的にはもっと球速が出てほしい。150(キロ台)中盤くらいまで出てほしい」。スケールアップした直球を武器に、今季初マウンドに向けた総仕上げに入る。(松本 航亮)

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