大谷翔平 移籍後最多4打席 2試合連続安打とする適時二塁打放ち打率.533 開幕シリーズへ調整順調

2024年03月11日 06:55

野球

大谷翔平 移籍後最多4打席 2試合連続安打とする適時二塁打放ち打率.533 開幕シリーズへ調整順調
<ドジャース・ダイヤモンドバックス>6回、適時二塁打を放つドジャース・大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの大谷翔平投手(29)が10日(日本時間11日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で出場。移籍後最多となる4打席に立ち、6回の第4打席で2試合連続安打とする右翼線適時二塁打を放った。この後、大谷は代走を送られ、3打数1安打、1打点、1四球、打率.533で途中交代した。
 先頭のムーキー・ベッツ内野手が左前打で出塁し、無死一塁で迎えた初回の第1打席は昨季メジャーデビューを飾った25歳右腕、ブランドン・ファート投手との対戦。初球は内角速球に中途半端なスイングで主審から空振りを宣告されると、2球目はチェンジアップにタイミングが合わずに空振り。3球目はボール球と思ったのか、外角高めのチェンジアップを見逃して3球三振に終わった。しかし、3番のフレディー・フリーマン内野手の2ラン、クリス・テイラー内野手の満塁弾で6点を先制した。

 打線の猛攻で初回に再び回ってきた第2打席はメジャー経験のない右腕ベイカーとの対戦。2死一、三塁から相手が捕逸してさらに1点を追加すると、その後は四球を選んで歩いた。

 7-0の大量リードで迎えた4回の第3打席は左腕カスティーヨとの対戦。カウント1-1から内角高めの速球に詰まらされ、一ゴロに打ち取られた。

 9-1で迎えた6回無死一塁の第4打席は、移籍後最多となる打席。左腕ネルソンの初球84マイル(約135キロ)スライダーを捉えると、86マイル(約138キロ)ではじき返された打球は右翼線を転がり、一塁走者を迎え入れる適時二塁打となった。二塁に到達すると、代走を送られてベンチへ退き、イニング終了後にフリーマンとともにクラブハウスへ引き揚げた。

 オープン戦前回出場となった8日のレッズ戦には「2番・DH」で出場。日本ハム、ソフトバンクでプレーした経験のあるニック・マルティネス投手と対戦した。2打席連続で左飛に打ち取られたが、5回表終了後に雷雨が強まって試合はノーゲームとなっていた。

 このレッズ戦は成績に含まれないため、大谷はオープン戦過去5試合で12打数7安打の打率.583、1本塁打、6打点と絶好調。5日の古巣エンゼルス戦こそ3打数無安打と快音がなかったが、それ以外の4試合では全て安打と打点を記録するなど開幕に向けて好調をキープしている。

 このオフに右肘手術を行ったが、大谷は「リハビリはもう終わってますね」と明言。「あとはどれくらいクオリティーを上げていけるか。結果どうのこうのではなく、しっかりと見えているか、振れているか、いいタイミングで待てているかどうかが一番大事だと思います」と話していた。

 デーブ・ロバーツ監督は、大谷の今後のオープン戦出場試合数について「彼は、残り3試合か4試合でプレーすることになっていると思う」と明言。そのうえで「今日と水曜日(13日=日本時間14日)にプレーする。明日と火曜日は分からない」と話した。

 開幕までの残り試合は「2番・DH」で出場するこの日のダイヤモンドバックス戦を含め6試合。「残り3試合か4試合でプレーする」の言葉には、開幕直前の韓国でのエキシビジョンゲームも含まれる。開幕に向けての大谷の調整が最終段階に入りつつある。

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