阪神・岡田監督 9連敗も収穫 開幕へ巨人オドーアを丸裸「低めは強いのかなとか探っている状況」

2024年03月11日 05:15

野球

阪神・岡田監督 9連敗も収穫 開幕へ巨人オドーアを丸裸「低めは強いのかなとか探っている状況」
<神・巨>阪神・岡田監督(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神4―5巨人 ( 2024年3月10日    甲子園 )】 阪神はオープン戦9連敗を喫しても収穫はあった。先発マスクをかぶった坂本が、巨人の新外国人オドーアとの初対戦でスイングの軌道、読み、対応力など多くの情報を収集した。
 「1打席目で、2球目の真っすぐは力強いスイングで引っ張りにきていたのですが、次の同じ真っすぐはバットの入れ方が違って、何かをマークしていたのでしょう。もっと力任せに振ってくるのかと思っていたのですが、いろいろ対応してきますね」

 2回1死無走者、岡留の初球スライダーは見逃し。2球目の直球をファウルしたが、メジャー通算178本塁打の片りんを感じる力強いスイングだった。2ストライクと追い込んで直球を続けると、一転、どの球種、どのコースにも対応できるような待ち方に変わっていたと分析。結果は内角148キロを中飛だった。ちなみに坂本はミットを3球全て内角に構えていた。

 「これからは他球団と対戦している映像を見て研究していきますが、今日は実際に(オドーアの)後ろから2打席見られて良かったです」

 0―0の4回1死一、二塁でオドーアは石井の初球シンカーを空振りし、2球目の同じ球種を一ゴロ。坂本はいずれも外角に構えた。わずか2打席でも、状況に応じたチーム打撃を含め、得られた生の情報は少なくない。

 岡田監督は「(9日の)オリックス戦で低めを右前打していたから低めは強いのかなとか探っている状況。データはまだ(スコアラーから)上がってきてないし、きょうもゲームの中で探っているところ」と話すにとどめた。開幕カードで対戦する宿敵の新戦力の、貴重な分析材料を持ち帰った。(畑野 理之)

 《12球団で唯一の未勝利》阪神がオープン戦開幕9連敗。西武が勝ったことで、12球団で唯一の未勝利となった。オープン戦の開幕連敗では、スポニチに各球団の集計が残る65年以降で85年中日の13連敗、同年近鉄の11連敗に続く長さ。開幕からという条件を除いても、阪神のオープン戦9連敗は2リーグ制の50年以降で球団ワーストを更新した。

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