阪神・大山 4番順調打! 7回1点差迫ったタイムリー これで3戦連続安打

2024年03月11日 05:15

野球

阪神・大山 4番順調打! 7回1点差迫ったタイムリー これで3戦連続安打
<神・巨>超満員の甲子園で7回、適時打を放つ大山(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神4―5巨人 ( 2024年3月10日    甲子園 )】 開幕前では最後の本拠地戦。終了から30分近くも時間が過ぎ、大山は選手では最後に球場通路に姿を見せた。
 「しっかり反省して、次へ向けて準備したい」

 一時は1点差に迫った7回の反撃。育成から支配下に昇格したばかりの3年目20歳、京本との初対戦を1死一、二塁で迎えると、代わりばなの初球149キロを叩き、鋭く三遊間を抜いた。3試合連続安打に伸ばした左前適時打で4打席を終了。当然のように一塁ベースに立ち、ベンチも動かなかった。

 同じ7回、直前で四球の近本、死球の中野にはそれぞれ代走が出ていた。年齢や立場を考慮すれば、同じように“お役御免”でもおかしくない。岡田監督は「1カ月、甲子園に帰ってけえへんから、クリーンアップだけは最後残しとこう、とな。お客さん用にな」と説明した。

 実数発表になった05年以降のオープン戦では球団最多の観衆4万1129人を集めた本拠地で主砲として最後までグラウンドに立ち続けた。いまは元気で順調な姿を見せれば十分だろう。次に甲子園に戻るのは4月9日の広島戦。勝利を届けるのは、その時でいい。

 新加入で先発候補に挙がるアンダースローの高橋礼に対しては2打席を体感して三ゴロと遊ゴロ。9回の空振り三振まで1試合5打席は今春最多を数えた。収穫と課題の両方を持ち帰り、29日の開幕へ確かに前進した。

 生え抜きでは1985年掛布雅之以来の「日本シリーズまで全試合4番」を全うした昨年。オープン戦を振り返れば、今回と同時期だった3月11日の日本ハム戦に「4番・一塁」でフル出場し、「5打席」に立った。期待される2年連続の4番完走へ、同じ助走をつけた。(友成 貴博)

 《05年以降の主催オープン戦では初めて4万人超え》
 ○…阪神は10日の巨人戦(甲子園)で観衆4万1129人を集め、実数発表になった05年以降の主催オープン戦では初めて4万人を超えて最多となった。オープン戦の最多観衆は、巨人が19年3月24日のロッテ戦(東京ドーム)で記録した4万6783人。

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