LAタイムズ MLBの大谷翔平、水原氏捜査開始を詳報「バウアーのように休職にすることはなさそう」

2024年03月23日 11:34

野球

LAタイムズ MLBの大谷翔平、水原氏捜査開始を詳報「バウアーのように休職にすることはなさそう」
大勢のメディアの前で会見する大谷と水原氏(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は22日(日本時間23日)、大リーグ機構(MLB)が違法賭博問題でドジャースの大谷翔平投手(29)と、通訳を務めていた水原一平氏(39)の捜査手続きを開始したことについて詳報した。
 水原氏の違法賭博問題を第一報した同紙は、水原氏がスポーツ専門局ESPNの取材に主張を一変させるなどしており「この事態を取り巻く状況は、ネット上でも球界全体でも激しい憶測の対象となっている」と状況を説明。「この調査は大谷の代理人が、彼の長年の通訳であり親友でもある水原氏が二刀流スターの資金を“大規模な窃盗”に関与していると告発。数百万ドルの大谷の資金が、違法なブックメーカーに借りた水原氏の借金の返済に使われたとされる、と最初にLAタイムズ紙が報じた2日後に行われた」と伝えた。

 さらに「大谷はまだこの事態に対処していない。MLBは金曜日(22日)の調査発表前に送った詳細な質問リストには回答しなかった。現段階では、MLBの調査内容がどのようなものなのか、正確には不明である」とした。

 今後のMLBの捜査については「リーグは大谷との面談を要求することができるが、まだ連邦政府の調査が行われている最中に、彼の弁護士が彼に話をさせるかどうかは疑わしい。リーグは水原にインタビューを要求することはできるが、水原はもはや所属球団に雇われていないため、強制的に話をさせることはできない。また、連邦捜査官がMLBに協力しなければならないということもない。MLBは捜査に関する機密情報を外部と共有したくないのかもしれない」と報じた。

 昨季DeNAでプレーしたトレバー・バウアー投手が2021年にドメスティックバイオレンス(DV)の禁止規定違反でドジャースから捜査中に出場停止処分を受けたが、同紙は「バウアーに対する調査のように、大谷を休職にすることはなさそうだ。バウアーとは異なり、大谷はいかなる疑惑にも直面していない(違法な賭け屋に金を送ったという水原の主張を撤回した以外には)」との見通しを伝えた。

 また「大谷がギャンブルをしたことはまったく知られていない。リーグの団体協約では、野球以外の違法賭博を行った選手はコミッショナーの裁量に任される処罰の対象となる」と説明。2015年にはマーリンズのジャレッド・コザート投手が、他のスポーツで違法な賭博をしていたことが発覚し、リーグから罰金を科された例も示した。

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