水原氏の違法賭博問題 大谷翔平の古巣エンゼルスのトラウトらも「あ然」米紙報道 大谷にも疑問呈す

2024年03月23日 16:10

野球

水原氏の違法賭博問題 大谷翔平の古巣エンゼルスのトラウトらも「あ然」米紙報道 大谷にも疑問呈す
試合前、トラウトと再会を喜ぶ大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 全国紙USAトゥデー(電子版)は22日(日本時間23日)、違法賭博問題でドジャースを解雇された大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平氏(39)のスキャンダルについてエンゼルスナインの反応を伝えた。
 同紙は休み明けの22日に再集合したエンゼルスナインの様子を報道。「金曜の朝、エンゼルスのクラブハウスは、多くの疑問が頭をよぎり、選手たちが互いにささやき合う中、静まり返っていた。エンゼルスの顔であるマイク・トラウトも、かつてのチームメイトを誰よりもよく知るパトリック・サンドバルも、元MVPのチームメイトであり、最愛の通訳であった彼のニュースにあ然としていた」と伝えた。

 ミッキー・モニアク外野手は同紙の取材に対し「とにかくショックだし、何が出てくるのか誰よりも興味がある。何が起こるのか、何年もの間に何が起こったのか、まったくわからない。でも、偉大な友人、偉大な人々。一平は誰よりもチームの一員だった。どうなるか、見守るしかない。38の州で合法なんだ。だから、彼が野球に賭けていない限りは…。すべてがうまくいくことを祈るだけだ」と返答。ブランドン・ドルーリー内野手は「何が起こったのかわからない。でも、彼らはいいやつだ。2人とも」と答えたという。

 また、水原氏も大谷同様に人気があったとし、トラウトは「仲間の一人」と呼んでいたことも報道。また、大谷と水原氏の2人がギャンブルについて話したり、クラブハウスで賭けをしたりするのを聞いたことはなく、ポーカーをする時以外は水原氏がギャンブルをしていたことを示すものは何もなかったと伝えた。

 同紙は、2015年にマーリンズのジャレッド・コザート投手が違法なスポーツ賭博を行って処分を受けた過去の例も報道。この時は、調査の結果、コザートは野球に賭けていなかったことが判明し、罰金のみで出場停止処分を受けなかった。仮に選手が関与していない野球の試合で賭けていることが発覚すれば、自動的に1年間の出場禁止処分となり、自身が関与している試合で賭けをした場合は、1989年にピート・ローズ氏が受けたような永久追放となることも紹介した。

 一方で同紙は、大谷にも疑問を呈した。「大谷を知る誰もが、これが単なる無知の問題だとは考えにくい。大谷が50万ドルの複数の支払いが違法なブックメーカーに送金されていたことを知らないはずがない。大谷は野球人生からマーケティングセンスに至るまで、これまで会った中で最も知的な男の一人である。アメリカに来て以来、ほとんど切っても切れない関係にあった大谷が、水原氏のギャンブル癖を知らないというのも理解できない」とし「ギャンブラーに言わせれば、水原が大谷の資金援助があることを知らせない限り、約50万ドルの収入の水原に450万ドルのギャンブル負債を負わせることを許すような賭け屋はいない」とも報じた。

 また、同紙は「捜査の結果、水原氏の賭博が野球に関係していなければ、大谷が処分を受ける可能性は低い」との見通しも伝えた。

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