オリ・宮城 OP戦初登板で虎に日本シリーズの痛快リベンジ「持っている全力は出せました」

2024年03月23日 05:45

野球

オリ・宮城 OP戦初登板で虎に日本シリーズの痛快リベンジ「持っている全力は出せました」
<オ・神>6回1死一塁、原口を佑ゴロ併殺に打ち取って笑顔でグラブを叩くオリックス・宮城(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【オープン戦   オリックス3ー0阪神 ( 2024年3月22日    京セラD )】 初の大役へ、準備は整った。オープン戦初登板のオリックス・宮城が、開幕前最後の登板で6回88球を投げ、7三振を奪うなど6安打無失点。昨年11月5日の日本シリーズ第7戦で5回途中5失点KOを喫した阪神打線を零封し、決定的な自身初の開幕投手へ万全な仕上がりを披露した。
 「ほとんどの打者に対してゾーン内で勝負できたところはよかった。四球だったり安打が増えたり、もっと修正できる部分も出た」

 昨季は最速151キロだった直球は、この日最速153キロを計測。日本シリーズ最終戦で内角に抜けたチェンジアップを本塁打されたノイジーには再戦となった2回に同球種を「求めている軌道だった」と外角低めに決めて空振り三振に仕留めるなど、3打席3三振に仕留めた。「もう去年は去年の話。今は日本シリーズでもないですし。でも、持っている全力は出せました」。“雪辱”にも、涼しい顔で汗を拭った。

 3回から5回まではいずれも得点圏に走者を背負うも切り抜け、今春実戦は5戦計16イニングを無失点。「今はしっかり耐え切れている部分がある。シーズンでそれをできればいい」とうなずく高卒5年目に、中嶋監督は「公表しなきゃいけないの?別によくないですか、新しいスタイルということで」と、あえて開幕マウンドへの指名はしなかった。「アピールする立場なので。急に(開幕投手と)言われてダメというのはないようにしている」と宮城。指揮官と直接話す機会では「常に言っています」と開幕投手へのアピールを続けていた22歳左腕が、堂々と「3・29」へ向かう。(阪井 日向)

 ▽宮城の昨季日本シリーズ第7戦 3勝3敗で迎えた11月5日(京セラドーム)に先発し、0―0の4回1死一、二塁からノイジーに先制3ランを被弾=写真。5回にも2点を失い、4回2/3を5失点で降板した。試合は1―7で敗れ、敗戦投手に。日本一連覇を逃し、試合後は「大事なゲームで役割を果たせなかったことが、ただただ悔しい」と号泣した。

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