阪神・岡田監督ショック…開幕オーダー組めない 森下が右足負傷でOP戦ラスト2戦も欠場へ

2024年03月23日 05:15

野球

阪神・岡田監督ショック…開幕オーダー組めない 森下が右足負傷でOP戦ラスト2戦も欠場へ
<オ・神>7回、ベンチで表情を曇らせる阪神・岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神0ー3オリックス ( 2024年3月22日    京セラD )】 阪神・森下翔太外野手(23)が右足負傷のため、大山悠輔内野手(29)が下半身の張りのため、22日のオリックス戦(京セラドーム)を欠場した。オープン戦最後のカードはベストメンバーで臨む岡田彰布監督(66)流の総仕上げができない誤算が発生。さらに、3月29日巨人戦(東京ドーム)で開幕投手を託す青柳晃洋投手(30)が4回に右足母趾(ぼし)の皮がめくれるアクシデントが起き、ショックが重なった。
 岡田阪神が困った事態に陥った。2戦連続零敗を喫したオリックス戦に、森下と大山が欠場。ベンチ入りもしなかった。29日の開幕・巨人戦(東京ドーム)へ向けての総仕上げとなるタイミングで、ベストメンバーを組めなかった。

 特に心配なのが森下だ。20日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で右足を負傷。この日は全体練習から外れ、打撃練習にもノックにも加わらなかった。キャッチボール中には、痛みが走ったのか、表情を曇らせたり、足をかばうしぐさをした。状態について、岡田監督は「そら試合は無理よ。無理やから出してないだけやん」と説明。きょう23日からのオープン戦ラスト2試合についても、「まだ治療(の段階)やん。治療やから。明日(23日)以降も。今日は何もしてないんやから」と暗い見通しを示した。

 昨季全試合で4番を任せた大山は、下半身の張りで2試合連続で出場を見送らせた。試合がなかった21日を入れれば、“3連休”。回復を優先させている。「痛い部分っていうか、そら今日もノックを外しているわけやから、そういうことやんか」。打撃練習をしているとはいえ、きょう23日の出場は「そら様子見、様子見。練習を見てたら分かるやんか」と流動的とした。

 岡田監督はシーズン前の総仕上げとして、オープン戦の最終カードには開幕スタメンを並べてきた。リーグ制覇をした昨年の同カード初戦と2戦目は、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参戦した中野を除けば、開幕戦と同じ顔触れだった。しかし、今年、森下は3試合とも欠場が濃厚。大山も「様子見」の状態で、ぶっつけ本番の可能性が高い。昨年のオープン戦に全試合出場した2人のアクシデントは、計算外といえた。

 「まだ1、2軍の振り分けもしてないから、下にいくとかじゃなしにこっちで治療をしているっていうことやんか。(診断結果は)大丈夫やからこっちにいてるやん。骨折やったら、入院してるやろ」

 森下は、2軍で治療に専念させずに引き続き1軍に同行させることから、開幕1軍への望みを捨てていないとみられる。「3・29」にベストメンバーを組めることを、願うしかない。(倉世古 洋平)

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