圧力かけられた?大谷ドジャース1号の舞台裏 ボールゲットの女性「もう少し温かい気持ちを」警備員に落胆

2024年04月05日 13:28

野球

圧力かけられた?大谷ドジャース1号の舞台裏 ボールゲットの女性「もう少し温かい気持ちを」警備員に落胆
<ドジャース・ジャイアンツ>7回、ソロ本塁打を放つ大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、移籍1号となる今季初本塁打を放った。ジャイアンツ戦に「2番・DH」で出場し、7回に右中間ソロ。自己ワーストを止める開幕から9試合目、41打席目での待望の一発だった。この記念のホームランボールをゲットしたとみられる女性のインタビューを複数の米メディアが報じているが、ド軍専門サイト「ドジャース・ネーション」も“ドジャース1号”の舞台裏を報道した。
 同サイトは「大谷翔平のホームランを捕ったドジャースファン、ボールを放棄するようプレッシャーをかけられたと語る」と見出しを付け、ホームランボールの舞台裏を報じた。

 幸運にも大谷のホームランボールをゲットしたのはアンバー・ローマンさんという女性で、右手でしっかりボールを握ると、夫とみられる男性がローマンさんを抱きかかえる様子が中継に映し出された。

 ローマンさんは試合を自宅で見ていた家族や友人らからたくさん連絡が来たものの、楽しい瞬間はすぐに終わったという。

 というのもローマンさんの元へやってきた警備員が「ボールをキャッチしたあなたにご褒美をあげたい」と言い、別の場所へ移動を促したものの夫や一緒に観戦した友人の同行を警備員が拒否。

 さらに、ローマンさんは、現場の警備員にボールを保管するために大谷にサインをしてもらえないか尋ねたが、警備員から「ノー」と断られ、「あなたがそれ(ホームランボール)を保管するつもりなら、彼は署名するつもりはない。そして私たちはあなたの代わりにそれを認証しない」とホームランボールを返さず、手元で保管すれば、大谷のドジャース1号であることを認証しないと言われたとも語った。

 また、ローマンさんは大谷に会えないかと尋ねたものの、それも不可能と言われ、大谷本人との対面もかなわなかったという。

 大谷のドジャース1号はオークション会社の情報では「少なくとも10万ドル(約1500万円)」の価値があるとも言われているが、ローマンさんがボールの代わりに手に入れたのはサイン入り帽子2つと、サイン入りバットとサイン入りボール。それでも「後悔しているかというと、正直後悔していない」とし「生涯のドジャースファンとして、この経験はとても意味のあるものでした。本当に感謝しています。10万ドルを本当に逃したのだろうかと考えさせられますが、終わったことは終わったことです」と語った。

 その上で「ドジャースのファンとして、もう少し温かい気持ちを期待していた。でも、その場で決断しなければならないのは本当に残念だった」と球場側の高圧的な対応には落胆していることを語った。

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