阪神・近本 “新相棒”で150盗塁「たくさんの人に感謝」 技術の精度磨き、球団3番目に速いペース

2024年04月05日 05:15

野球

阪神・近本 “新相棒”で150盗塁「たくさんの人に感謝」 技術の精度磨き、球団3番目に速いペース
<神・D>3回1死一塁、近本は二盗を決める(野手は石上)(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-3DeNA ( 2024年4月4日    京セラD )】 阪神・近本が節目の150盗塁に到達した。3回1死から二ゴロ失策で一塁走者になり、続く中野の打席では初球ボール後の2球目に完璧なスタートを切った。
 「去年最後(の試合)で150盗塁するか、今年で150盗塁するかというのは(一塁ベースコーチの筒井)壮さんと話していた」

 捕手の送球がそれたこともあって、悠々と二塁にスライディングを決めた。150盗塁は阪神では5人目で、669試合目は赤星憲広、吉田義男に次いで3番目に速いペース。「ここまで積み重ねてきた結果。たくさんの人に感謝したい」とかみしめた。

 今季からスパイク提供を受けるアシックスとアドバイザリースタッフ契約を結び、新型を導入した。昨季モデルよりクッション性を高め、近本専用の靴型から作製。足とスパイクの一体感を追求しつつ、足への負担を最小限に抑える新しい“相棒”と開幕を迎えた。

 プロ6年目、今年11月には30歳を迎える。年齢とともに走力の衰えは年々実感していても、「技術の方がスゴく大事なんだなと感じている」という。投手や捕手との駆け引き、スタート、スライディング技術の精度はキャリアを重ねるごとに進化を遂げてきた。

 初回は初球を中前打して4試合連続安打へ伸ばし、規定打席到達打者ではチーム唯一の打率3割台(・318)が光る。前夜の今季初本塁打に続き、今季初盗塁も生まれた。連覇&3年連続5度目の盗塁王へ――。今季も猛虎を引っ張る姿に変わりはない。(石崎 祥平)

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