野村謙二郎氏 ボール球を振らなくなった阪神・ノイジー 無駄な動きのないスイングができている

2024年05月02日 05:15

野球

野村謙二郎氏 ボール球を振らなくなった阪神・ノイジー 無駄な動きのないスイングができている
<広・神>2回、ノイジーは中前打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―2広島 ( 2024年5月1日    マツダ )】 【野村謙二郎 視点】ノイジーの打席の内容がいい。2回は先頭で大瀬良の外角カットボールをコースに逆らわずに中前へ。打席ではスッと立ち、力感のない構えから無駄な動きがなくスイングするから、ボール球に手を出さなくなっている。
 誰かにアドバイスを受けたのか。それとも本人の中で何か気づきがあったのか。きっかけが何だったのか、興味がある。9回無死一塁では、フルカウントから三ゴロだったが、一塁走者の大山がスタートしていたため併殺打は免れている。ベンチが今のノイジーは三振はしないだろうと判断したためだろう。

 11回1死一、二塁では二ゴロ併殺だったものの、2ボールからの外の真っすぐをいい感じで捉えている。ほんの少し変化したため二塁手の正面に飛んだが、兆しは見える。

 この日は5打数1安打だったが、打率も3割近く(・296)をキープしている。前日は4安打したように、打線の真ん中にいる5番打者が当たり始めたのは大きい。大山、そしてノイジーと一人ずつ底を脱していけば、打線全体への相乗効果も生まれていく。 (スポニチ本紙評論家)

おすすめテーマ

2024年05月02日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム