カブス・今永が無傷の5連勝!初中4日&自己最長7回無失点で防御率MLBトップ0・78「狙いを外せた」

2024年05月02日 10:48

野球

カブス・今永が無傷の5連勝!初中4日&自己最長7回無失点で防御率MLBトップ0・78「狙いを外せた」
メッツ戦に先発したカブス・今永(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス1―0メッツ ( 2024年5月1日    ニューヨーク )】 カブス・今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、敵地でのメッツ戦に先発。メジャー初の中4日で自己最長となる7回3安打無失点、7奪三振と好投し、無傷の5勝目を挙げた。
 2回1死一、二塁のピンチはベイダーを外角スプリットで注文通りの遊ゴロ併殺。ベンチに戻る際には胸をポンポンと叩き、「ふ~」と大きく息を吐いた。

 3回も2死二塁と得点圏に走者を置いたが、マルテを投ゴロ。この日はスプリットを有効に使い、4回はアロンソ、マルティネスを2者連続三振に仕留めた。

 7回もマウンドに上がり、先頭・アロンソのボテボテのゴロを捕球すると、最後は倒れ込みながら一塁へ送球。サムズアップポーズを見せる余裕もあった。7回87球を投げ、許した安打はわずか3本、7三振を奪う圧巻投球でメッツ打線を寄せ付けなかった。

 7回無失点で防御率は0・78となり、メジャー全体で唯一の0点台でトップに立った。

 試合後、今永は「真っ直ぐの球速もそこまで出てるわけじゃなかったんですけど、上手く(捕手の)アマヤとコミュニケーションを取れて、うまく相手の狙いを外せたことが良かったと思います」と振り返った。

 また、敵地ニューヨークでの初登板の感想を問われると「スパイダーマンで見てた景色があったので、スパイダーマンで見たなと思いながら投げました」とジョークで米メディアを沸かせる場面もあった。

 打線も初回無死一、二塁の先制機を逃すと、4回まで無得点が続いたが、5回1死三塁からクルーアームストロングの右犠飛で待望の先制点を奪った。

 1-0の9回、ネリスが1死二、三塁のピンチを背負ったが、マクニールを左飛に打ち取ると、犠飛で生還を狙った三塁走者を中継プレーでアウトにし、ゲームセット。

 メッツ側のチャレンジによりリプレー検証が行われたが判定は変わらず、最後はヒヤヒヤながら今永は5勝目を手にした。

 今永は前回登板した4月26日のレッドソックス戦でメジャー移籍後、最長となる6回1/3を投げて5安打1失点で4勝目を挙げた。
 
 メジャーデビューから無傷の5連勝は、02年の石井一久(ドジャース)、14年の田中将大(ヤンキース)以来、日本投手3人目となった。

おすすめテーマ

2024年05月02日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム