“カミソリシュート”に手こずった現役時代の長嶋さん “秘策”思いつき実行も…「お~い、柴田!」

2024年05月02日 17:17

野球

“カミソリシュート”に手こずった現役時代の長嶋さん “秘策”思いつき実行も…「お~い、柴田!」
現役時代の長嶋茂雄氏(左)と柴田勲氏(1964年撮影) Photo By スポニチ
 BSフジの「プロ野球 レジェン堂」(火曜後10・00)が4月30日に放送され、巨人のV9時代にプレーした球界のレジェンド、柴田勲さん(80)と高田繁さん(78)がそろってゲスト出演。熱烈な巨人ファン&長嶋ファンで知られるフリーの徳光和夫アナウンサー(83)を相手に“ミスタープロ野球”こと巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(88)の現役時代についても語った。
 9年連続セ・リーグ優勝&日本一と圧倒的な強さを誇った当時の巨人。江夏、村山、バッキー、平松、外木場ら対戦チームのレジェンド投手たちの名前が次々と飛び出すなか、当然ながら長嶋さんの話になった。

 当時は平松政次(大洋=現DeNA)の内角をえぐる“カミソリシュート”が全盛期。2人も対戦するのがイヤだったが、長嶋さんも“お手上げ”状態だったという。

 「僕は平松のシュートは一切、頭から…」とハナから捨てていたというスイッチヒッターの柴田さん。

 特に右打者にとっては脅威でしかなかったが、ある時、4番を打っていた長嶋さんから「柴田!伊藤(大洋捕手)がちょっとインコース寄ったら、お前、ネクストバッター(次打者席)でコンコン!って(バットを)叩いてくれ」とお願いされたことがあったという。

 ミスターの言いつけ通り、伊藤が内角に構えた瞬間、バットをコンコン!と鳴らして打席の長嶋さんに教えた柴田さん。長嶋さんはガバッと開いて内角にくるシュートを打ちにいった。だが、実際に平松が投げてきたのはまさかのカーブ。驚いた長嶋さんは「お~い、柴田!」とおなじみのあの甲高い声で一言放ったという。

 もちろん、柴田さんもカーブに驚いたが、この時、大洋ベンチからは即座に「長嶋さん、すみません!今のサイン違いです!」とまさかの“謝罪”コメント。「笑ったことありますけどね…」という柴田さんの証言に徳光アナも「いい時代だなぁ…」と楽しそうだった。
 

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