「すみません」巨人メンデス無残…5カ月ぶり登板も1死しか取れず初回4失点KO 課題の制球難またも露呈

2024年09月08日 14:42

野球

「すみません」巨人メンデス無残…5カ月ぶり登板も1死しか取れず初回4失点KO 課題の制球難またも露呈
<巨・D 20>初回途中で降板となるメンデス (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2024年9月8日    東京D )】 巨人の来日2年目左腕、ヨアンデル・メンデス投手(29=ベネズエラ)が8日に出場選手登録され、同日のDeNA戦(東京D)で5カ月ぶりに先発登板。だが、課題の制球難をまたも露呈して1死しか取れず、初回2安打3四球で4失点(自責2)KOされた。
 5カ月ぶりの1軍マウンドはあまりに無残な結果に終わった。前夜の劇的なサヨナラ勝ちを受けての大事な一戦。だが、1死しか取れず、初回KOとなった。

 1番・梶原の三ゴロを岡本和が一塁へ悪送球して塁に出したのが運の尽き始めだった。

 2番・蝦名の打席でメンデス自身が1ボールから一塁へけん制悪送球を犯し、試合開始からわずか4球で計2失策、無死二塁。蝦名を四球で塁に出して無死一、二塁となると、阿部監督の指示を受けて早くもブルペンで赤星が肩をつくり始めた。

 3番・佐野は見逃し三振に打ち取って1死としたが、4番・オースティン、5番・牧に連続で適時二塁打され、3失点。さらに6番・宮崎、7番・山本と2者連続でストレートの四球を与えて1死満塁とピンチを広げると、ここでたまらず阿部監督がベンチを出てマウンドに向かい、投手交代を告げた。

 急きょ2番手として登板した赤星は最初に打席へ迎えた8番・京田に中犠飛を打たれてメンデスの失点は4に。

 赤星は、登板する前に打席へ入った相手先発右腕の9番・吉野に四球を与えて2死満塁としたが、初回から2打席目が回ってきた1番・梶原を空振り三振に仕留めてそれ以上の得点は許さなかった。

 メンデスは開幕5戦目となった4月3日の中日戦(バンテリンD)で今季初登板初先発するも4四球と制球に苦しみ、4回4安打4失点で早々にKO。

 チームが早くも借金生活に突入する背信投球に「キャッチャーは配球にならないから。自分でも思ったところ投げられてないでしょと。もう一回2軍でやり直してきてくれと」(阿部監督)「ちょっとあれは。苦しいね」(杉内投手チーフコーチ)と即座に2軍調整が決まり、翌4日に出場選手登録抹消となった。

 8月29日のヤクルト戦(神宮)で一度は予告先発投手として発表されたが、台風の影響で試合が中止に。この日は158日ぶりの1軍マウンドだった。

 メンデスの投球内容は1/3回で打者7人に対して25球を投げ、2安打4失点(自責2)。1三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は150キロだった。

 ▼メンデス 先発としてゲームをつくれず、すみません。

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