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巨人・阿部監督 10度宙を舞い「減量して良かったな」ターニングポイントは「鬼門マツダで…」

2024年09月28日 22:47

野球

巨人・阿部監督 10度宙を舞い「減量して良かったな」ターニングポイントは「鬼門マツダで…」
<広・巨>胴上げされる阿部監督(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人8-1広島 ( 2024年9月28日    マツダ )】 巨人が混戦のセ・リーグを制し、2020年以来4年ぶり39度目(1リーグ時代を含めると48度目)のリーグ優勝。優勝会見には阿部慎之助監督(45)、主将の岡本和真内野手(28)、選手会長の大城卓三捕手(31)、菅野智之投手(34)、戸郷翔征投手(24)が出席した。優勝記念Tシャツに身を包み、喜びを語った。
 就任1年目でリーグ制覇に導いた阿部監督は「本当に苦しい、長い、長く感じたシーズンでした」と改めて振り返った。「本当にどんどんボルテージが上がってくださるファンの皆さんの声援で、その後押しがあって、優勝することができたと思います。本当に1年間、熱いご声援をありがとうございました。これからも厳しい戦いが待ち受けています。優勝ももちろんですけども日本一を目指して、今日だけは余韻に浸らせていただき、明日もまだペナントレースも残ってますので、しっかりと切り替えてやって参りますので、最後の最後までご声援をよろしくお願いします」。ファンへの感謝を口にした。

 監督として初めての優勝。現役時代の背番号「10」と同じ、10度宙を舞い、「夢の中にいるような一瞬で、とても感動しましたし、減量して良かったなと。10回も上げていただいて選手に感謝しています」と笑みをこぼした。

 球団創設90周年の節目、就任1年目での頂点に「選手、監督、僕が監督ですけど、コーチ陣の皆さん、もちろん選手が一番頑張ったんですけど、本当に支えていただいて1年間できたなっていうのは、そこにも感謝しています」。9月18日に優勝マジックが点灯してからの道のりについて「凄く毎日が長く感じました。選手のとき優勝を何度も経験しましたが、こんなに長いものかと思うくらい、長く感じました」と振り返った。

 優勝への分岐点について問われると、「たくさんあるんですけども、僕は鬼門だと言われているマツダでカープを3タテできたっていう。そのあとも甲子園でも1つ勝てたり、そこがターニングポイントだったのかなと思います」と10日からの広島3連戦で果たした3連勝を挙げた。それまで2013年を最後に勝ち越しがない“鬼門”マツダでの首位攻防戦だった。戦い抜いた選手を「凄く勝ちたいという執念も見えましたし、頼もしく見ていました」と称えた。

 優勝が決まると、多くの選手が涙を浮かべた。「みんなが苦しんだシーズンだからこそ、そして優勝ができたという、うれしくて泣くっていうのは僕も久しぶりだったんで、みんな同じ気持ちだったんだなというのは見て感じさせていただきました」。原前監督から引き継いだチームについて「まだまだ発展途上だと思いますし、僕自身も指導者としてまだまだだと思うところはたくさんありますので、今後も精進してもっともっと素晴らしいチームになるのを目指してますんで、そうなってほしいなっていうのは僕の願いでもあるし、僕も勉強しないといけないなと思います」と語った。

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