ドジャース快進撃でロスの日本食店 うれしい悲鳴 試合中には「お客さまのお足が…」

2024年10月28日 01:30

野球

ドジャース快進撃でロスの日本食店 うれしい悲鳴 試合中には「お客さまのお足が…」
レストラン稲葉・店長の菊地宏和さん Photo By スポニチ
 【ワールドシリーズ第2戦   ドジャース4ー2ヤンキース ( 2024年10月26日    ロサンゼルス )】 【43年ぶり東西名門対決 WS舞台裏】ドジャースの快進撃が、ロサンゼルスの日系コミュニティーに大きな影響を与えている。ドジャースタジアムから車で約30分。多くの日系企業が拠点を置く、トーランス市にある「レストラン稲葉」もその一つ。揚げたての天ぷらや寿司を食すことのできる数少ない店であり、そばも自家製手打ち。米国では希少な創業24年の人気店が、今、うれしい悲鳴を上げている。
 店長を務める菊地宏和さん(45)は「大谷選手がチームの中心になり見せる快進撃は喜ばしい限り。ただ、皆さまが試合に熱中するあまり、お客さまのお足が少し遠ざかっているのが気になりますね」という。

 WSは最低でも1席約12万円もするプラチナチケットでありながら、大谷から力をもらいたいとファンは球場に足を運び、チケットが手に入らずとも自宅でテレビ観戦に熱中する。「今の時代は配達注文もあるので助かっていますが」と苦笑いし「ロサンゼルスの日系人にとって大谷さんは誇り。売り上げは少し気になりますが、本当に応援しています」と語った。

 今から30年前、野茂英雄が大旋風を巻き起こした際も日本食レストランからはお客さんが消えた。「ドジャースには第6戦で世界一に輝いてもらいたい」。天ぷらを揚げながら菊地さんはエールを送った。(特別取材班)

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