リンドバーグ・渡瀬マキが阪神・球児新監督にエール 「藤川監督の胴上げ、今から楽しみ」

2024年10月28日 05:15

野球

リンドバーグ・渡瀬マキが阪神・球児新監督にエール 「藤川監督の胴上げ、今から楽しみ」
07年、甲子園球場でリンドバーグの渡瀬マキ(左)と対面した阪神・藤川
 「LINDBERG(リンドバーグ)」のボーカル・渡瀬マキ(55)が27日、阪神の藤川球児新監督(44)に本紙を通じてエールを送った。指揮官が現役時代に登場テーマ曲として同バンドの名曲「every little thing every precious thing」を使用していたことから、かねて親交のある2人。日本中を盛り上げるべく、就任1年目での栄冠を切望した。
 イントロに続く美声が聖地の空に響いた瞬間、スタンドを埋めた虎党は勝利を確信した。現役時代、最終回のマウンドへ向かう藤川を後押した名曲「every――」を歌う渡瀬マキが、盟友の阪神監督就任を祝し、本紙を通じてさわやかなエールを送った。

 「おめでとうございます!(地元)三重の両親も、リンドバーグもみんなで盛り上がっております。阪神が元気だと関西が元気に、そして日本が元気になります。藤川監督の力で、どうぞ日本中を元気にしてください!」

 渡瀬自身も三重県鳥羽市出身。早くも関西全体を取り巻く猛虎熱を、ひしひしと感じている。18年ぶりにリーグ優勝を遂げ、38年ぶりの日本一に沸いた昨年以上の熱を、もう一度、日本全国へと広げてほしいという思いがある。決して明るいとは言えない日本経済にも好影響を及ぼすであろう“球児フィーバー”を、誰よりも待ち望んでいる。

 20年11月に行われた藤川の引退セレモニーでは、サプライズで花束を贈呈した。あれから4年。藤川は監督に立場を変え、2年ぶりのV奪還を期して鍛錬の秋を過ごしている。秋季練習では直接指導も行い、チームの再生へ奔走。来季開幕まで5カ月と少し気は早いものの、渡瀬は熱血漢の“あの瞬間”を思い描いている。

 「藤川監督の胴上げ、今から楽しみにしています!私も、“every little thing every precious thing”を歌い続けながら、聴いてくれる人を元気にしたいと思います」

 野球と音楽。メインステージは違っても、2人の心はつながっている。笑顔で再会できる日を心待ちにし、それぞれのファンへ夢を与えていく。(八木 勇磨)

 ◇渡瀬 マキ(わたせ・まき)1969年(昭44)2月22日生まれ、三重県出身の55歳。87年にアイドル歌手としてデビュー。88年にバンド「LINDBERG」を結成し、2枚目のシングル「今すぐKissMe」がヒット。97年にギターの平川達也と結婚。第1子出産後の02年8月に解散も09年に1年間限定で再結成し、14年に活動再開。作詞家、タレントとしても活動中。

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