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明治大学【六大学戦力分析企画】投手・野手総括“投手王国&機動力野球”

2017年03月27日 05:30

野球

明治大学【六大学戦力分析企画】投手・野手総括“投手王国&機動力野球”
明大の投手陣を支える変則左腕のエース齊藤(C)明大スポーツ新聞部 Photo By 提供写真
 【明治大学・戦力分析企画 】
 ◎カギ握る最上級生

 昨季の計11試合で先発を任されていたのは柳裕也選手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)、星知弥選手(平29政経卒・現東京ヤクルトスワローズ)のみ。命運を握っているのは最上級生の齊藤大将(政経4=桐蔭学園)と水野匡貴(農4=静岡)。エースナンバー11を背負う齊藤は内角直球とスライダーが持ち味の変則左腕で、水野は球威ある直球が魅力の本格派右腕。リーグ戦での経験豊富な2人がチームの精神的支柱となれるか。

 他にも先発候補の外尾和也(文3=佐賀西)、森下暢仁(政経2=大分商)はオープン戦から好調を維持。上級生になる高橋裕也(総合3=向上)、三輪昂平(国際3=日大三)もフル回転での活躍が求められている。懸念材料とされる「第1先発」の枠は確定していないが、実力のある選手ばかり。六大学随一の層の厚さで、新たな投手王国をつくりあげる。

 ◎定位置争いは激戦

 例年以上に熾烈(しれつ)なレギュラー争いが繰り広げられている。絶対的な存在はいないが、今季も打線をつなげて1点を取る野球のスタイルに変更はない。キーマンとなるのは1番を打つ竹村春樹(政経4=浦和学院)。出塁して、機動力野球を体現できるか。

 昨季規定打席に到達した逢澤崚介(文3=関西)、渡辺佳明(政経3=横浜)もチームの軸として他大学の脅威になるのは間違いない。主砲の座を狙うのは奥村大貴(政経3=明大中野八王子)と越智達矢(営3=丹原)。ブレークの予感を感じさせる2人が昨年の佐野恵太選手(平29商卒・現横浜DeNAベイスターズ)、牛島将太選手(平29営卒・現JR九州)の穴を埋められるかにも注目だ。

 内外野ともに定位置争いは横一線だが、好打者はそろっている。粘り強く1点を追いかけた先に、爆発力のある打線が形成されるだろう

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