【大学スポーツ】明大スポーツ新聞部
明治大学【開幕前インタビュー】河野祐斗内野手
2017年04月05日 05:30
野球
渾身の一打でチームに勝利を呼び込む。河野祐斗内野手(文4=鳴門)は堅実な守備と決定力のある打撃を武器に、正二塁手として期待がかかる。昨秋の開幕戦では見事スタメン出場を果たし、本塁打を含む3安打を記録した。幸先良くスタートを切ったものの、後半にかけ徐々に調子は下降。レギュラー定着とはいかず苦杯を飲んだ。今季こそ安定した成績を残し、チームの勝利に貢献してみせる。(この取材は3月20日に行われたものです)。
――現在の調子はいかがでしょうか
意識的にはオープン戦を通して調子の波をつくらないようにとやってきているので、これから後半にかけてどれだけ今の調子を維持できるかが、リーグ戦に向けての一つのポイントになってくると思います。
――セカンドでは熾烈なポジション争いが繰り広げられています
手応えはあるんですが、オープン戦終盤が勝負だと思うので気を抜かずにやっていきたいです。守備は常に100パーセントできて当たり前だと思うので、その上で打撃でどれだけチームに貢献できるかがカギになってくると思います。自分の武器は打撃だと思っているので、引き続きアピールしていきたいです。
――オープン戦期間に入るにあたって目標などはありましたか
チームとしては一戦一戦をリーグ戦と同じぐらい大事にしてきましたし、勝たなくてはならないと思ってやってきました。結果が全ての世界なので、個人的には数字にこだわってやってきました。体の疲労もありますし、調子が落ちてくることもありましたけど、西日本遠征にはすごく良い状態で臨めて。その感覚を忘れないように、いつでもその状態で打てるようにやっていきたいです。
――最上級生になったことでの意識の変化は
3年の時から試合に出ていてもベンチにいても自分がチームを引っ張れるようにっていう意識は持っていました。その気持ちは今も変わっていませんし、リーグ戦に入ってもそのつもりでやっていきます。(現在の4年生の雰囲気は)中野(速人主将・法4=桐光学園)を中心に副キャプテン、幹部、それ以外の4年生みんなで協力して、良い横のつながりができていると思います。下級生も試合に出ているメンバーを中心にプレーでも活躍してくれていますし、上下関係としても良いものができているのではないかなと思います。
――昨年度王者として臨むリーグ戦は、何か違うものがありますか
やっぱり他の5大学は明治を昨年度王者だと思って挑んできます。それをプレッシャーとして感じるんではなくて、普段の試合とは変わらない気持ちで臨みたいと思います。もちろん優勝を目標に掲げていますが、それは目の前の一戦一戦を順番に潰していった先にあるものだと思うので、毎回の試合に集中してやっていきたいです。一つ一つの試合の積み重ねが優勝という結果につながると思うので、そういうつもりでやっていきたいです。
――今季の具体的な目標などは
去年は開幕スタメンで起用してもらったり、チームの主軸とまではいかなくてもいろいろと期待してもらっていたと思います。主にセカンドで出してもらっていましたが、調子が上がらず途中交代したりベンチ入りだけで終わったりということもあったので、何とか規定打席に達するように。そこで、打率も残してチームに貢献できる打撃をしたいです。
――今年に懸ける特別な思いなどはありますか
今年で4年目で、最後の春になるので、とにかく結果を残せるように。個人の成績ももちろん大事ですが、チームの勝利に貢献できるプレーをして、最終的にそれが自分の成績として返ってくればと思います。終わった後に悔いが残るようなのは絶対に嫌なので、一戦一戦を全力でプレーします。
――最後にリーグ戦に向けての意気込みをお願いします
今まで当たり前にやってきたことを当たり前のように出せれば、結果はついてくると思うので、神宮の舞台で変わったことをしようとすれば絶対に失敗するということは、今までの経験から分かっているので。いつもどおり、目の前の相手に集中して倒していこうと思います。
――ありがとうございました[明大スポーツ新聞部・土屋あいり]
◆河野祐斗(かわの・ゆうと)文4、鳴門高出、172センチ・72キロ、内野手、右投右打