ポニーリーグ
月刊ポニーリーグ7月号 愛知稲沢が4戦全勝で全日本選手権出場 関西地区予選
2020年07月29日 15:36
野球
「ここまで来られたのは上出来です。子どもたちがよく頑張ってくれました」
創設時からチームを率いる佐治靖生監督は、選手を称え笑顔を浮かべた。昨年まではボーイズリーグに所属。だが、リエントリー制度を設けるなど、1人でも多くの選手に出場機会を与えるポニーの活動理念に共感し、加盟を決意した。「12人いれば同じチームから複数の大会エントリーができる。子どもだけではなく、親御さんにも楽しんでもらえますから」。来季以降は複数チームを結成しての予選参加を見据える。
東邦、東海大というエリート街道を歩んできた指揮官は、走り込みと守備練習を重点的に取り組んできた。4試合で66得点を挙げたが「高校生よりも走っていると思う。打撃練習はほとんどしません」と明かす。ベースランニングを主とした瞬発系に加え、半日間にわたるノックなどで下半身を鍛え上げたことが、強力打線の結成につながった。
後藤大輝主将(3年)は「今まで頑張ってきた成果が出ましたが、今まで以上の一体感をもたないと全国では勝てない。自分は守備と声でチームを盛り上げていきたい」と大舞台を見据えた。