ポニーリーグ
月刊ポニーリーグ11月号 京都 結束V来春の選抜出場当確 選抜関西地区予選
2020年11月27日 18:30
野球
「とらえきれませんでしたが…。(劣勢でも)誰も諦めていなかったから、勝てたと思います」
全国8強の旧チームから不動の4番を務め、公式戦通算4本塁打。関西地区では屈指のスラッガーで、左打席から放たれる強烈な打球に強豪私学の関係者も注目する。2年生ながら1メートル75、78キロという堂々たる体格。学業面でも成績優秀だという。
竹中が強打の中心とはいえ、チーム全体の粘り強さも目を見張るものがある。2点劣勢の7回1死一塁で、竹中は左飛。土俵際まで追い込まれたが、フルカウントからの四球と連続タイムリーで試合を振り出しに戻した。守っても延長8回1死一、三塁を、3番手・今村有希が零封。サヨナラのピンチを脱したことが、9回の勝ち越しにつながった。
「選手は力以上のものを発揮してくれた。(7回に)竹中が凡退した後も、後続がよくつないでくれた。竹中、エースの明石が中心ではありますが、その他の選手もヒケを取らない。強い気持ちを持った選手が多いので」
山本征司監督は試合後、ナインを誇らしげに見つめた。出場に当確ランプをともした来春選抜。竹中は「一つになって同じ方向を向けるようやっていきます」と結んだ。