石原さとみ 憧れの監督に直談判も一度断られたまさかの理由「石原さんは港区臭が凄くて…」
2024年04月16日 20:43
芸能
清楚感漂う小花柄のワンピースを身にまとい登場した石原。紹介を受けると「石原さとみです」と自己紹介をすると同時に、目に涙を浮かべ、声を震わせながら「本当に幸せだと思います。この作品は私の夢がかなった作品です」と感極まる場面も。
吉田監督の作品に出るのが長年の夢。「7年前に今のままじゃいけない。“変わりたい。自分を壊してほしい”」と変わるきっかっけを探していた石原は、「私を変えてくれる人は誰だと思ったときに、この人だったら私を変えてくれる」と直感で感じたという。
吉田監督の作品に出たい一心で「人づてに吉田さんを知りませんかと直談判した」石原を一度断った吉田監督は「すみません、苦手ですって言って…。石原さん、“華”があるから。僕の映画って地味な、下町とか郊外が舞台なことが多いんだけど、石原さんは港区臭が凄くてごめんなさい」と本音を明かし、会場は笑いに包まれた。
2022年の出産後初めて、1年9ヶ月ぶりの映画主役を務めた。
出産をへて母となった石原は「大切なものを失うかもしれない、そう思うと脚本を読むのが怖かった」と語るほど、失踪した娘を探す主人公・沙緒里に共感。監督や共演者も驚愕する表現力で、出口のない迷路をさまよい続ける母親を演じきった。
今作は、とある日愛する娘が失踪し、出口のない暗闇に突き落とされた家族が、どうにもできない現実との間でもがき苦しみながらも、その中で光を見つけていく、限りなく哀しくて、愛しくて、優しい物語。5月17日より全国公開となる。