【名人戦】藤井聡太名人、豊島九段に2連勝で初防衛前進 大熱戦佳境で地震も動じず「支障ないと思った」
2024年04月24日 21:19
芸能
対局が佳境に差し掛かった午後8時40分頃、茨城県北部を震源とする地震が発生。成田市でも震度3を観測し、名人戦を中継するABEMAでは将棋盤を映すカメラが大きく揺れる様子が映し出された。終局直前だった同9時16分頃にも震度1の地震があった。
藤井名人、豊島九段とも動じる様子を見せなかったことがSNSで話題となったが、そのことについて問われた藤井名人は「ああ、そうですね…」と淡々。そして「揺れたなと感じる時はあったんですが、それほど大きな揺れではなかったので対局に支障はないと思った」と振り返っていた。
今月10、11日の第1局では敗色濃厚の展開から巻き返して先勝。終局後は「内容的に押されている時間が長いので、しっかり振り返らなければ」と反省しきりだった。
20日の第9期叡王戦5番勝負第2局では挑戦者の伊藤匠七段に敗れて昨秋以来のタイトル戦連勝が16でストップ。大山康晴15世名人の歴代最多17に62年ぶりに並ぶことはできなかった。中2日で迎えた名人戦だったが見事に立て直し、初防衛へ大きな2勝目を手にした。