ステージ4のがんで余命2カ月、自由診療高額で断念…支援の声広がる ブレイキングダウン公式レフェリー
2024年05月19日 15:22
芸能
「理由と致しましては、ステージ4の癌です。数年前から患っていたのですが、病状が悪化し足が思う様に動かなくなり、サイドステップ、バックステップなどレフェリーに必要な機敏な動きが出来なくなりました。今は筋肉が日々減少し歩くだけでも身体に激しい痛みが走ります」と数年にわたる闘病を続けていることを明かした。
「医師からもこれ以上手立てがありませんと告げられ、医師から告げられた余命も残り2ヶ月をきりました」とすでに余命宣告されているといい「宣告を受けた時、妻が横で号泣していて、これ以上心配させたくなくて強気で『なんとかなる、俺は悪運強いからっ』と明るく振る舞って自宅まで帰りましたが、本心は怖くてたまりませんでした」と率直な思いを吐露。
今年4月、友人の医師の紹介もあり、「最後の頼みの綱」として、保険の効かない全額自費負担の自由診療を受けることを決断。
「既に5度診断を受け、癌のマーカーの数値、黄疸の数値も下がり希望の光が見えましたが、全ての治療を行うと1000万円以上かかると聞かされ、治るかもわからない病気に、そして私がこの世からいなくなった後に家族に迷惑をかけるわけにはいかないもいかないと思い、自分の運命を受け入れ、治療を続けること断念しました」とあまりの高額に治療を断念したという。
「私には、21歳の長男、13歳の次男、11歳の三男、8歳の長女がいます。病気のことを、治療を断念したことを直接子ども達に伝える勇気を持てず、また4人の子ども達の目を見てこの話をすると、『死を受け入れる』という自分の覚悟が薄れてしまう気がしていて」と沈痛の思いを抱える一方、「自分が生涯をかけて携わってきた格闘技やBreakingDownのオーディションを見ていると、こんな状況でも心が安らぎます。一レフェリーでしたが、現場に行くと、いつも未来さんや海さん、溝口さんをはじめ運営の方や選手が声をかけてくれて、本当にやりがいのある仕事でした。本音では次の大会もレフェリーをやりたかったので残念です」とつづった。
「以降は自宅にて食事などを工夫し、ストレスがたまらない様に、好きな格闘技やブレイキングダウンを視聴しながら残りの人生を楽しみたいと思ってます。また親しい方々にも直接説明する勇気が出ずにこの場でのご報告になってしまいお詫び申し上げます。もちろんまだまだ頑張りますので、皆さん何卒宜しくお願い致します」と結んだ。
井原良太郎は「絶対に救いたい。絶対にまたリングでレフェリーをしてほしい。こういうときこそ俺たちの影響力を使うときでしょ」などと支援を表明したほか、フォロワーからは「クラファンしよう」「何かできることないだろうか」「ブレイキングダウンに、鬼木さんのレフリングは欠かせません!」などと声が上がった。