【名人戦】豊島九段が藤井戦連敗12で止める待望1勝!藤井名人は終盤まさかの展開「工夫が必要だった」

2024年05月19日 21:39

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【名人戦】豊島九段が藤井戦連敗12で止める待望1勝!藤井名人は終盤まさかの展開「工夫が必要だった」
名人戦第4局で藤井聡太名人(左)に勝利し、感想戦を行う豊島将之九段 Photo By スポニチ
 将棋の第82期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)は19日、大分県別府市の「割烹(かっぽう)旅館もみや」で第2日が指し継がれ、先手の豊島将之九段(34)が藤井聡太名人(21)=王将含む全8冠=を95手で下し、シリーズ成績を1勝3敗とした。
 3連敗でカド番に立たされた豊島はシリーズ初勝利と同時に藤井戦の連敗を12で止めた。2日間の激戦を終え「1日目は歩を2枚損して馬をつくられているので、どうかなと。でも飛車を手持ちにして、後手もいやなところがあると思った。(第2日の夕休後、藤井に)金を打たれてしっかりした形になってしまい、その前にいい手を指したかった」と振り返り「夜戦に入って見通しが立ってなかったが、飛車を4筋に2枚並べて王様を左辺に逃げていける展開になったので、その辺でいけるかなと思った」と終盤の心境を明かした。

 待望のシリーズ1勝については「5局目につながったので、そこは良かった。体調、コンディションを整え、自分なりに精いっぱいやりたい」と話した。

 対して藤井名人は「(序盤で)こちらの王形が乱れていたので自信がなかった。そのあたりの判断が少し甘かった。陣形に傷が多く、受けに回っても受けきれない気がしたので攻め合いにいった」と積極的な指し手の意図を説明。ただ終盤の入口で対応に緩みが生じ「工夫が必要だった」と自省した。

 第5局は26、27の両日、北海道紋別市のホテルオホーツクパレスで行われる。

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