今くるよさんを襲った「膵がん」 がんの死因4位 石原慎太郎さん、星野仙一さんも

2024年05月28日 17:23

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今くるよさんを襲った「膵がん」 がんの死因4位 石原慎太郎さん、星野仙一さんも
今くるよさん Photo By 提供写真
 今くるよ(いま・くるよ)さんが膵がんのため27日、大阪市内の病院で死去した。京都市出身。通夜は30日午後7時、葬儀・告別式は31日午後1時、公益社天神橋会館(大阪市北区)で営む。お別れ会の予定は現在のところないという。
 2015年に他界した今いくよさんと名コンビで「今いくよ・くるよ」として女流漫才のトップに立った。ふくよかな体型で「どやさ」の言葉で人気となった

 くるよさんを襲った膵がんとはどのようなものなのか。医療ジャーナリストの森田豊氏によると、膵がんとはすい臓がんのことで、膵臓に発生するがん全般を指す。膵臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、自覚症状が出にくく、症状が出るころには既に病気が進行してしまっているケースも多い。

 23年の全国統計では肺がん、大腸がん、胃がん、についで死因の第4位。日本での膵がんは近年増加傾向にあり、毎年3万人以上の方が膵がんで亡くなっているという。70歳以上の罹患が約3分の2を占め、60歳未満が3分の1となっている。家族に病歴があるケースが3~8%。発症リスクは喫煙で1.68倍、大量の飲酒で1.22倍、糖尿病で1.94倍、肥満(BMI30以上)で1.2倍、膵臓がんの前段階といわれる慢性膵炎で13.3倍に高まる。早期の発見には腹部超音波検査が有効で、膵管の拡張などの異常が見つけやすく、本格的な検査につながるという。

 著名人では石原慎太郎さん、プロ野球の星野仙一さん、元横綱千代の富士の九重親方、元Apple最高経営責任者のスティーブ・ジョブズさんらが膵臓がんで亡くなっている。また、経済アナリストの森永卓郎氏は昨年ステージ4の膵臓がんであることを公表している。

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