今くるよさん死去 2015年、いくよさん旅立ち大粒の涙…「日本一の相方。真っすぐ天国に行きよし」

2024年05月28日 18:17

芸能

今くるよさん死去 2015年、いくよさん旅立ち大粒の涙…「日本一の相方。真っすぐ天国に行きよし」
1989年、五木ひろしと和由布子の結婚披露宴に出席した今くるよさん(左)と今いくよさん Photo By スポニチ
 漫才コンビ「今いくよ・くるよ」で1980年代の漫才ブームをけん引した今くるよ(いま・くるよ)さんが膵がんのため27日、大阪市内の病院で死去した。京都市出身。通夜は30日午後7時、葬儀・告別式は31日午後1時、公益社天神橋会館(大阪市北区)で営む。お別れ会の予定は現在のところないという。
 高校時代の同級生で同じソフトボール部だった今いくよさんと「今いくよ・くるよ」を結成。細身で濃いめのメークとつけまつげがトレードマークのいくよさんと、ふくよかな体型に派手な衣装のくるよさんは強いインパクトで笑いを呼び込み、1980年代の漫才ブームを支えた。

 2014年に胃がんが見つかったいくよさんを、くるよさんが献身的にサポート。2人でステージに立ち続けた。

 2015年5月28日、いくよさんが死去。なじみのメーク担当がご遺体に付けまつげとアイラインを施した。棺には、おしゃれ好きないくよさんのために、くるよが購入したマフラーとブラウスが入れられた。

 コンビ仲の良さで知られただけに、くるよさんは通夜で「絶対元気になってくれると思ったのに信じられへん」と相方を失った悲しみで大きな目から涙をこぼした。そして「真っすぐ天国に行ってや。天国でお笑いを提供してや。日本一の相方。私は幸せ、大幸せでした。私、頑張るから。真っすぐ天国に行きよし」と2人の故郷の京言葉で送り出した。

 当時は今後について「女優とか歌手になるとか思いついたらお知らせします」と一瞬笑わせたが、「しばらくは考えられへん…」と呆然。2018年にはコンビ結成45周年の記念イヤーを控えていただけに「心残りです。あとちょっと、頑張ろうって言っていたのに」と、無念さをにじませていた。

 その後、ユニットを組んだこともある中川家ら後輩の活躍を楽しみに過ごしていた。
 

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年05月28日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム