有森裕子氏 恩師・小出義雄さんとの秘話語る 「終わったら思いっきり吸ってもらおうと思って…」
2024年07月24日 22:40
芸能
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有森氏は、お酒とタバコを好んだ小出さんについて「タバコは走る事と同じくらい大好きだっていう感じ」と振り返った。小出さんの指導法についても「めちゃくちゃ細かいんですよ。繊細かつ大胆。両方が備わっている、ガハハおじさんみたいな感じですね」と話した。
1992年のバルセロナ五輪の直前、有森氏は左足を負傷。苦しんでいた有森氏に、小出さんは「タバコをやめる」と宣言した。有森氏は「監督、タバコやめてくれたんだ。じゃあ、終わったら思いっきり吸ってもらおうと思って、後押ししてもらえるように」と背中の腰のあたりにホープを縫い付け、完走後に渡そうと決意した。
そして見事銀メダルに輝き、小出さんの元へ向かった時については「(小出さんに)吸えるはずないんだけど、ぐちゃぐちゃなまま(ホープを)渡しました」と回顧。「なんだこれセンセー(有森氏のあだ名)、吸えねぇよ!」と言われたものの、小出さんは亡くなるまでずっとそのホープを大切に持っていたという。