鈴木哲夫氏 石破政権は有権者意識?議員に気遣い?「それをやれなかったら失望も大きいですよね」

2024年09月28日 18:48

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鈴木哲夫氏 石破政権は有権者意識?議員に気遣い?「それをやれなかったら失望も大きいですよね」
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 政治ジャーナリスト鈴木哲夫氏が28日、TOKYO MX「田村淳の訊きたい放題!」(土曜後5・00)に出演し、27日に投開票された自民党総裁選で選出された石破茂新総裁(67)の今後を占った。
 史上最多9人が立候補した乱戦は、石破氏、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)による三つどもえの争いに。1回目の投票で過半数を獲得した候補はなく、上位2人の決選投票で石破氏が高市氏を逆転で破り、新総裁に選出された。10月1日の臨時国会で首相に就任する。

 岸田文雄内閣が支持率で低空飛行を続ける中でも、世論調査では石破氏に期待する声が一定数あった。鈴木氏は「何で石破さんの人気があるかというと、世論に近い。裏金(問題)なんかは代表的だけど、ああいうぐちゃぐちゃな時に“自民党はおかしい”と言ってくれる。だから世論の評価があったんでしょう」と分析した。

 自浄意識の高さから、“党内野党”とも言われてきた石破氏がトップに立った今、これまで訴えてきた政策が実現できるのか。鈴木氏は「今度そのトップになりました。裏金(問題)も徹底的にやります。自民党がおかしいところは直す、とやれればいいけど、トップになったらまたいろんなところに気を遣わないといけない。今回も、まとまって推してくれた岸田さんのところに気を遣ってみたり…」と不安視。「そういうことをやりだすと、世論は“石破さんならやってくれる”という期待が大きかっただけに、それをやれなかったら失望も大きいですよね。これまで言ってきたことを、そのポジションでやれるのか、試されると思う」と見通しを語った。

 08年の初挑戦から、「今回が最後」と銘打った5度目の総裁選で悲願をかなえた石破氏。鈴木氏は「総裁になるのは大変でしたよ?20年以上、取材していると。大変だったけど、これからはもしかしたらもっと大変かもしれない。厳しいポイントだと見ています」と述べた。

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