石破首相 窮地「丸川珠代を助けてやってください」必死のお願いも 不支持率は拡大…2分前まで訴え
2024年10月27日 04:40
社会
12日間の選挙戦で、一気に追い込まれる形になった。報道各社の調査で自民の劣勢が伝えられ、20、21両日に共同通信が行った終盤の情勢調査では、与党の過半数確保も微妙な状況となった。後半戦での挽回を目指し、21日付で衆院選に関する「緊急通達」を全国に発出。「私も死に物狂いで全国を駆け回る」と明記。勝敗ラインの与党過半数維持へ「底力を発揮するのは今この時だ。全力を尽くして奮闘いただくようお願いしたい」とハッパをかけた。
一方で焦りの色もにじむ。22日に愛知県内での集会で立民の源流に言及した際に「悪夢のような民主党政権」と表現。19年に同様の言い回しをした安倍晋三元首相を批判した経緯があり、またも変節ぶりが指摘された。さらに翌23日には、非公認候補の政党支部への2000万円支給が判明。「報道に憤りを覚える」と反論したが、有権者からは「逆ギレ」などとあきれる声もあふれている。
首相が最後の訴えを行ったのは東京・豊洲のホームセンター前。若いZ世代に知名度のある大空幸星(こうき)氏の応援のためマイクを握り「皆さんの力で新しい日本をつくりましょう!」と、午後8時の2分前まで訴え、ギリギリまで聴衆と握手などを交わした。